薮担による八乙女光くんの話

「二記事目にして早速担当外の話かよ!」って感じですがブログなんて己の備忘録であり自己満足の結晶なので好きに書きます。
 
 
 
 
担当(という表現にまだ慣れない)である薮くんは好きのカテゴリーが少し違うとして、Hey!Say!JUMPはみんな大好きなんだけど、その中でも八乙女くんは一際視線を送ってしまう。薮くんの相方ポジションである事もその要素の一つではあるけど、テレビを殆ど見ない自分が唯一知っていたHey!Say!JUMPメンバーが八乙女くんだったからというのが大きい。
 
10代でジャニーズ学を履修していないアラサーHay!Say!BEST世代にとって一番有名なのって八乙女くんなんじゃないかと勝手に思ってる、そのくらい丸山しゅうの存在は大きい。ドラマは見ていなかったけど何故かあの痛々しい姿が記憶の中にしっかりと焼き付いているので多分授業か何かで見たんだと思う。
 
零れ落ちそうな大きな瞳に、はち切れんばかりの涙袋、少し生意気そうに上がった目尻とチャーミングな八重歯。極め付けに「八乙女光」というアイドル偏差値の高すぎる名前。中学生がこっそりノートに描く創作アイドルキャラか?ってくらい設定の盛り込まれたキャラクターが三次元で生きているなんて、そんなの好き嫌いは別として一度見たら忘れられないに決まってる
 
個人的には友人が一時期山下翔央くんに夢中だったからYa-Ya-yahの写真とか諸々を見せてもらっていたというのもある。そのくせセンターで歌う薮くんのことは知らなかったんだから人生どうなるかわからない。当時の私はジローラモに夢中でした、好きな男の癖が強い。
 
そんな感じでいい大人になりジャニーズのファンという未知の世界に足を踏み入れた人間からすればなんとなく懐かしくて安心感を抱くアイドル八乙女くんだけど、知れば知るほど不思議な魅力に満ちた人間だなぁと思うのでアラサー新規他担から見た八乙女光くんの魅力についてつらつら吐き出していこうと思った所存です。脳の年末大掃除。
 
 
八乙女光くんの好きなところ
 
 
1.色気が文学的
 
文学的とはなんたるか、を知らないのでそこは深く考えないでほしいのですが八乙女くんは受け取り手に思考の余地を与える奥ゆきある色気を持っていると思う。 
 
初めて購入したHey!Say!JUMPのDVD、smartでYes!やス・リ・ルを見た時は「私が知ってる八乙女くんは冬眠前のシマリスみたいな可愛らしい子だったのに、こんなにかっこよくなったのか…!」と思っていたのだけど、LiVE with meのAinoArikaで山田くんの元へ駆け寄る中島くんを見守る横顔があまりにも綺麗で色気がある人なんだなぁと驚いた。ストレートなセクシー演出よりふとした時の穏やかな表情が色っぽい人というイメージ。
 
そして色気の種類が男性的とか女性的とかじゃなくて下世話な性を削いだタイプのノーブルな色気だと思う。クリムトの接吻を見て色気を感じるけど、それが性衝動に繋がるものかと言ったら違うじゃないですか、ああいう感じ。性欲と切り離した美としての色気。私の中では知念くんもこのジャンルなんだけど、二人とも静かにただ何かを見つめている時の表情がドラマチックなんだよ...。
 
あと多分髪型的に殺風景くらいの時期だと思うけど、シンプルなTシャツにデニム姿でちょこんと椅子に座る八乙女くんの写真が美しすぎて見かける度に息を呑む。私がカメラマンだったらあんなに高尚で切なくて色気の漂う空間5秒と耐えられず泡吹いて倒れちゃうからただの田舎女で本当に良かった。
 
数多のファンが十人十色の言葉で担当の魅力を表しているのが大好きなんだけど、八乙女くんの魅力を表した言葉で一番好きなのはブルータスさんのこのツイート。

 
一言一句全てが正解、解釈の一致。ツイッター担当の方と一緒にお酒飲みながら一晩語り明かしたい。八乙女くんって顔立ちこそ洋風だけど、滲み出るものは和の美しさだと思う...。静かで余白の美が似合う、なんかもう生ける枯山水って感じ。
 
 
2.精神の純度が高い 
 
非ジャニオタにとってジャニーズタレントって「幼い頃からキャーキャー言われてスレたお兄さんたち」という漠然としたネガティヴイメージがある人もいるとは思うんだけど、というか私がそうだったんだけど、八乙女くんはどういう世界で生きたらこんなに心清らかなアラサー男性に育つの?ってくらい精神の純度が高い。 
 
直近だと八乙女くんの誕生日である12月2日に行われたJUMPのコンサートでバースデーケーキが出てきた時、ロウソクの炎を消す直前に「待って、(ロウソクに)お願い事する!」と言い祈りのポーズをとったエピソードが衝撃的だった。ケーキを前にした時なんてさっさと火を消しカロリーの塊を胃に収める事くらいしか考えてなくない?世界観がディズニープリンセス、小鳥と会話とかしそう。
 因みに私はこの公演入っていないので文字でしか状況を知らないんだけど、どうにか映像としてお見かけしたいので頼みますよジェイストームさん。
 
それと、Hey!Say!JUMPがデビューした当時、先輩ポジションとしてメンバーを叱責し嫌われ役だった八乙女くんが結成10周年の一万字インタビューで記者から「八乙女くんがどんな気持ちでメンバーを叱っていたか真意が伝わっているといいね」と言われたことに対し「伝わっていても、伝わっていなくてもどっちでもいい。だって今のメンバーは素敵だから結果オーライです」と答えたのが印象的なんだけど、八乙女くんの時折見せるスレてるわけじゃないけど達観している考え方が美しくて好きだ。
 
例を挙げだすとキリがないけどPOTATO2017年10月号の光るアートの世界もアラサー男性とは思えぬくらい心が清らかで衝撃だったから上記の雑誌がお手元にある方は見てほしい。「夜遊び」というタイトルの猫とコウモリのキメラみたいなイラストも可愛いけど解説が凄い。
「このコの背中には羽根がついてて時速200kmで飛べるの。ある日、このコが夜遊びに出かける瞬間を捉えてイラストにしたのがこちら。鼻が光るから流れ星と間違えられがち☆」
アラサー男性にこんな純粋な思考があるんだ...と感動して何度も読んでしまう。夜遊びというタイトルで不純な発想に直結してしまう己を恥じた。2020年までにこのキャラクターを主人公にした絵本を出してほしい。
 
 
3.不思議ちゃん
 
最近よくおバカキャラとしてピックアップされているけど一般教養については私もよくわからないので置いとくとして、天然というか不思議ちゃんなところが可愛い。時間の流れが独特だよね、孤食ロボットでオットリという役を演じていたけど本当にオットリした人だなと思う。これに関しては明確なエピソードというより、メンバーと話している時に反応がワンテンポ遅れているところが可愛いなと常々思っているので割愛。
 
あと、ボケてやるぞ!って時よりポロリと出てきた発言がツボ。去年のFCニューイヤー動画で「今年はインテリになりたい、東大の前とかふらつきたい」と言っていたのを思い出しては未だに笑ってしまう。現実的な目標だな...好きにフラついたらいいじゃん...、可愛いなぁもう。 
 
 
4.ダンス
 
私はダンスの知識は一切無いがダンス動画を見るのは好きってタイプの人間なんですけど、初めてHey!Say!JUMPを見た時にダンスが映えるなと感じたのは八乙女くんだった。
体幹がしっかりしているのかな?胴がブレなくて綺麗だな~と思った。本人の技術も高さは勿論、肩幅もあるし手足が細長く掌と足が大きくて全体的に細いけどメリハリのある二次元体形だから動きが映えるよね。
 
ハマる振り付けの時の八乙女くんはプログラムされた機械のようでもあり、俗世離れした神聖な生物のようでもあり人間味を感じない雰囲気がある。周囲の空気というか世界観を作るのが上手いよね。綺麗で怖い、そこが好き。
 
童話でよく人魚やユニコーン等神聖な生物が野蛮なハンターに狙われる描写があるけど、人智を超えた美しいものに心惑わされ人道的な行動をとれなくなるのも頷ける。私も八乙女くんを水晶に閉じ込めてしまいたいもん、そんなオーラのあるダンスだなって思う。
 
  
全体的に強くて繊細、綺麗で影がある、なんとも言い表せないアンバランスさを絶妙な塩梅で保っている感じが魅力的な人だと思う。
 
私なんかの何倍も稼いでいて、精神もずっと強いであろう年上の男性へ言うのはおこがましいけど、美味しいご飯を食べてふかふかの布団で眠って、どうしようもない悲しみには触れず生きてほしい。出来ることならふわふわの綿の上に寝かせて桐の箱に閉じ込めたい、へその緒のように...。
 
そんな庇護欲を掻き立てる中堅アイドルNo.1の八乙女光くんと、彼の周辺全ての人が毎日幸せに笑っていられる2019年になりますように、良いお年を。
 
 
 
 
 

■追記 やぶひかについて。

 

私はファンになってまだ3年目のペーペー新規なのでこの二人に思い入れというものは特にないんだけど、単純にコンビとしてバランスが良くて好き。

まず容姿の対比がいい、面長と丸顔・猫目平行眉とタレ目釣り眉・鼻筋が長めと短め、彼らが漫画の登場人物ならキャラデザが被らないようにしっかり考えられてるな〜と感心しちゃう。それでいて作画は同一作者な雰囲気はあるから凄い。

 

内面も含め対比がしっかりしているからビジネスパートナーとして凸凹を補い合い良い関係を築いているんだろうな、と思う。

私は担当至上主義だから薮くんは常に褒め称えられていてほしいタイプなんだけど、薮くんのファンにとって嬉しい言葉をくれるのは八乙女くんな事が多い。

 

アルバムJUMPing CARのユニットUNIONの話をすると、9人という大所帯グループではどうしても歌割りが細かく刻まれてしまうから、3人編成の少人数ユニットは自分が目立てるチャンスなのに「薮を歌わせたい」とサビを全て薮くんに託した事は衝撃的だった。

私はアルバム発売時まだHey!Say!JUMPを知らなかったので当時の状況を文字でしか知らないし、その文字もファンのバイアスが少なからずかかっているので背景はよくわからないけど、八乙女くんは薮くんに歌っていてほしいんだろうなと勝手に思った。

10年以上コンビ括りで活動していても、右も左もわからない状態で地方から出てきた自分に色々と示唆してくれていた相手というのはやっぱり先輩という刷り込みが抜けないのかな。いやまぁ、何年経っても先輩は先輩なんだけど。

 

たまにファンの私から見ても八乙女くんによる薮くん評で「それは流石に盲信では?」という発言が出るからびっくりする。八乙女くんから見た薮くんはドジっ子というか手先が不器用で天然なところは有っても博識で頭が良くて仕事は完璧な男なんだろうな。自他共に認めるシンメがそう言ってくれるならファンとしては手放しで薮くんを崇められるからありがたいんだけど、その純粋さがたまに怖かったりもする。

 

そして薮くんも、たった1歳年下の成人男性に対して心配性すぎでは?ってくらい過保護な発言をするから驚く。八乙女くんに庇護欲が湧くのはわかるんだけど、それは分厚く自分に都合がいいようにフィルターをかけたオタクだから生まれる感情であって20代後半の男性、しかも世間一般よりずっと早く大人の世界へ入り社会の荒波に揉まれてきた人間に対して湧く感情として正しいのか?いや、薮くんがそう言うなら正しいんだけど...と混乱してしまう。

以前雑誌で八乙女くんが酔っ払って夜中に有岡くんへ着信を入れた話題に対し、薮くんが「もし自分に連絡が来たらなんか事故にあったとか、変な事件に巻き込まれたんじゃないかって心配になる」と言っていて流石にそれは心配しすぎでは?八乙女くんってそんな危なっかしいの?と動揺していたら髙木くんが「心配性すぎじゃね?」と読み手の気持ちを代弁してくれていた、ありがとう髙木くん。

 

八乙女くんから見た薮くんが何年経っても前を歩く先輩であるように、薮くんから見た八乙女くんはずっと手を差し伸べるべき後輩なんだろうな。勿論苦楽を共にした相方でもあるんだろうけど、もっと根本的な部分で。

余談だけど薮くんが「(光のことなら)ラジコンみたいに感情まで操れるかもしれないよ。」と言ったのは、それを受け流す八乙女くんも含めてなんかちょっと怖い。私は他人にそこまで信頼を寄せれない。

 

過去を引きずっているわけではないんだけど、多感な時期に受けた印象が抜けずに30歳手前まできているのを見るとその純粋さへエモーショナルを感じると同時に、あの小さな身体にどれだけの重圧がかかっていたんだろうと考えてしまう。アイドルでいてくれて本当にありがとう...。

 

私がJUMPにハマった当初はまだコンビ括りに気恥ずかしさというか気まずさというか、そういったものを出していた二人がここ2年くらいでコンビ売りへ積極的になっているように感じる。

サシメシ辺りからだろうか、サシメシエピソードは薮くんが八乙女くんに対して「(友達が少ないなら)俺が友達になってやるよ!」と言った話が好き。薮くんって明朗な人だなと思った。 やぶひかは仲良くはしゃいでいるのも可愛いけど、ガチガチにかっこいいパフォーマンスをしてほしい派なので今後期待したい。

ツイッターで何度か言ったけど不敵な笑みを浮かべる薮くんとクールな表情の八乙女くんという図が好き、強そう。

最近の扱いはちょっと(?)抜けてる年長者ポジションだけど、二人には物語の中盤でパーティを離脱したけどラスボス戦でピンチになった時に颯爽と現れ仲間の士気を上げる強キャラみたいな雰囲気でいてほしいんですよ...、JUMP WORLD 2012のTimeで花道闊歩する二人の姿が本当に強そうでかっこよくて気分を高めたい時によく見ている。満タンのHPも一撃で0にしてくる感じがあるよね、2019年はそんな二人を待ってます。

だって二人揃うとあんなにかっこいいのだから能ある鷹に爪を隠させるのは勿体無いじゃん...。

 

正反対な雰囲気の二人だけど直線の端と端ではなくて円の中の対極というか、太陽と月というか、お互いにバトンを渡しあっているような、繋がりを感じる対極の二人が好き。

 

追記が思った以上に長くなってしまった、私の短所は話が長いくせにオチがないところです。