9人のHey!Say!JUMPと最後の3日間
4月9日の気持ち
私がHey!Say!JUMPを好きになったのは2015年の12月で、岡本くんが留学を発表してJUMPが8人で活動を始めた期間は私がJUMPのファンとして過ごしてきた時間の中でも多くを占める。
8人での活動が始まって、ダンスも歌も今までとは違う新たなHey!Say!JUMPの姿をたくさん見てきた。歌が苦手・ダンスが苦手と言っていたメンバーが素人目で見てもメキメキとスキルアップしているのがわかった。著名なアーティストの方から楽曲提供を受け表現の幅が格段に広がった。楽曲をリリースする度に一つ一つが本当に濃くて毎度新たな衝撃を受けた。
グループとしての活動以外にも個人で新たな仕事の扉を開いたメンバーもいる、今まで培ったものに磨きをかけて堅実にステップアップしているメンバーもいる。
とにかく一つ一つのコンテンツが印象深く、10周年前のような爆発的な雰囲気ではないけれどHey!Say!JUMPが着実に活動の幅を広げていった濃密な2年半だった。
『ジャニーズらしさ』『アイドルらしさ』という既存のイメージへ寄せていくのではなく『Hey!Say!JUMPらしさ』を築いていった期間だったとも思う。
目まぐるしく印象的な2年半だったから8人で活動する姿にも見慣れてきた、というのも正直なところ否定はできない。それでも私は岡本くんがグループに帰ってくる未来を疑った事は無かった。察しが悪いなと笑われるかもしれないがFC動画を開いた瞬間だって15秒まで活動再開の報告だと思っていた。
休止中で8人の活動をしているのと、在籍がなく8人で活動をしているのとではやっぱり気の持ちようが違う。
岡本くんが描いたビジョンへ挑戦する為に一人で活動していく事と、岡本くんがHey!Say!JUMPから脱退する事はイコールなのに、前者は受け入れられても後者がどうしても受け入れられない。いや、受け入れられないは違うか...。受け入れてはいるけれど、思わず「行かないで」と手を伸ばしてひきとめたいと思ってしまう。
私たちファンが想像する何倍も時間をかけて気持ちを込めて話し合った9人が出した答えだと思う。私たちが岡本くんの脱退を知ったのは数日前だけれど、当事者である彼らはもう前を向いているのだと思う。
だから新たな形でグループの歴史を刻んでいくHey!Say!JUMPのことも、新たな環境で挑戦していく岡本くんのことも笑顔で背中を押すファンでいたい。実際に応援している、彼らの未来が輝かしいものであるようにと願っている。
それでも「頑張ってね、今後の活躍が楽しみだな」と笑顔で送り出すには9人のHey!Say!JUMPが見せてくれた世界が私にとってあまりにも幸福すぎた、あの時間を大切な思い出として過去のものだと胸に仕舞ってしまうには、まだあまりにも鮮やかで眩しすぎる。
昔から音楽は好きだった、好きなアーティストとして名前をあげるバンドもいる。ただ、こんなにも一つ一つの情報を追って応援するような芸能人は今までの人生でHey!Say!JUMPただ一つしかない。だからこそ初めて迎える変化に心が追いつかない。
「9人のほうが良かった」なんて立ち止まって過去に縋り続ける気はないし、私も前を向いていくつもりだし、きっと然程時間が経たずとも慣れていってしまうのだと思う。
だけどやっぱり4月12日を迎えても暫くの間は後ろを振り返って、9人で笑い合うHey!Say!JUMPの姿を思い出しながら寂しさに浸ったりするんだろうな。
岡本くんの発表に対して思うところが何もなかったわけではない。怒りとかは無いけれど、もっとタイミングとか段取りとかあったんじゃないかなとは思った。自担の帰りを待ってFCを更新し続けた彼のファンだってたくさんいたはずだ、その人たちの気持ちを考えたら最後にコンサートはあってもやっぱりもっと"Hey!Say!JUMPの岡本圭人"としての姿を見たかったんじゃないだろうかと考えてしまう。
だから彼に対してファンから様々な意見が飛び交うことも、それは一人一人の愛の形なんだと思う。マザーテレサの有名な言葉で「愛の反対は憎しみではなく無関心だ」とあるけれど、本当にその通りだと感じる。それが岡本くんへ対する愛なのか、自分の大好きなメンバーに対する愛なのか違いはあれどネガティブな感情が生まれる理由はそれぞれの対象に向けた愛が深いからこそのものだと思う。
彼が海外の舞台に立ちたいと思うのならグループとして続けていくのが難しいのもわかる。稽古や公演期間に日本を離れなければならない事もそうだけど、ジャニーズという看板はきっと向こうの舞台界隈では大した意味を成さないだろうし、そうなると仕事を獲得するためにオーディションを受ける回数も増えていくと思う。国境間の移動が安易でなくなった今、それを考えたら活動拠点を完全にあちらへ移したいって考えるのもわかる。
日本の舞台で経験を積むではダメだったのかと思う部分はあれど、彼には彼の描いた夢があるし、芸能界と一切関係のない私にはそこの違いは理解し得ない部分なんだろう。
楽な道ではないと思う、ネットを見るとファンも世間もそう話す人は多い、そこは本人も自覚していると思う。日本で、Hey!Say!JUMPとして活動していくのなら舞台もすぐに埋められる。海外となれば時間も交通費も手間も国内の舞台へ観劇に行くのとは桁違いになるから、既存のファンもどれほど足を運ぶかわからない。そういったものを手放してでも挑戦したいと決意した岡本くんの覚悟は純粋に応援している。これは多分、他担だからこその感情だと思うけれど。
それでもこの「寂しい」という気持ちはどうしようもないんだよ~~~
岡本くんに対して可愛い弟を見るみたいに「しょうがないなぁ」と時に厳しく時に優しく接するBESTも、親友という言葉では収まらないほど密接な関係を築いてきた7も、そしてそんなメンバーを愛おしそうに見て笑う岡本くんも全てが大好きだ。
個人的な好みの話をすると、私は岡本くんの声質が凄く好きだ。以前ツイートしたけれど"薮くんの歌声は「前例無しの突然変異、本能の導きによる好き」って感じなんだけど、岡本くんの歌声は「今までの人生で形成された趣味嗜好へがっつりハマるタイプの好き」って感じ"なんですよ。その歌声が聴けなくなるかもしれないっていうのも寂しい。
有岡くんが4月8日のJUMPaperで「Hey! Say! JUMPの岡本圭人ではなくなるけど、これからも仲間である事には変わりません。」とファンへ向けて言葉ににしてくれた事が嬉しかった。
JUMPの性格(メディアに出ている部分しか知らないけど)的にも、そうだろうという思いはあった。ファンの目線から見た「そうであってほしい」という願いに近いけれど。だからそこに不安は無かったけど、JUMP本人の言葉でその言葉を聞けたことが凄く嬉しかった。これは有岡くんのファンへ対する優しさだなぁ、と感じてその心が嬉しかったのもある。
でも4月12日以降、山田くん知念くん中島くん岡本くん有岡くん伊野尾くん髙木くん八乙女くん薮くんの揃った姿を私たちファンが見れる機会は0では無いにしろ殆ど無いのかもしれないと考えると胸がギュッとなる。
こんなにも寂しいと感じてしまうのは、それだけ9人のHey!Say!JUMPが私にたくさんの幸せを見せてくれたからで、この抱えきれないほどの寂しさは彼らに対する感謝の気持ちと比例する。
4月11日の配信を観て、私の気持ちが今と同じなのか、または違う感情を抱くのかわからない。でも今抱いている気持ちは私にとって大切なものだと思ったから残しておく、纏まりのない言葉だけれど。
3日間の配信コンサートへ向け、改めてFab!を聴いているのだけどYour Songの
「“HELLO, FRIEND” 涙は終わりの合図じゃない
明日に繋がる 虹の架け橋
大丈夫 僕らは何もかもが違うけど
本音で君と 笑える気がする
ちぐはぐな僕らを繋ぐものは それはね 多分ね 愛だ」
という歌詞が今の気持ちにじんわりと沁みて、少し感傷的になっていたのだけれど有岡くんの「話なら聞くよ」というパートで、電車を何本も見送りながら岡本くんの留学の話を聞いた有岡くんというエピソードを思い出して涙が溢れてしまった。
Your Songは配信ライブで絶対歌うよね、2番歌うかはわからないけど、私はこれを思い出して泣いちゃうんだろうな...。と余韻に浸っていたら、いつの間にか曲はJazzy Cutに変わっており「ドメスティックDonkey 檻の中もう耐えられない」というパワーワード笑いを耐えられなかった。笑顔になれてよかった、ありがとうねドメスティックDonkey
4月10日 らじらー
声を震わせながら想いを語ってくれた伊野尾くんの言葉を聞いて、彼らが今まで同じ道を歩いてきた仲間であることに変わりはないが、これからは別々の道を歩むんだって実感が湧いた。
ツイッターにも書いたけれど、私たちファンは彼らの姿をメディアを通してしか知る手段が無いからグループを離れ役者として活動していくということは「彼らが言葉を交わす姿を私たちが見る機会は難しいものとなってしまうのかもしれない」って気持ちで寂しくてたまらないけど、本人たちからすれば同じ事務所に所属しているし、活動はこの2年半と変わらないし、お互い連絡手段もあるから"別れ"という感覚は薄いのかもしれないと思っていた。
でも伊野尾くんのあの声を聞いたら彼らにとってもこれは確かに"別れ"なんだと、わかっていたはずなのにわかりたくなくて目を逸らしていた部分を実感してしまった。
伊野尾くん、八乙女くん、二人の言葉を聞いて私は彼らが完全に納得しているわけではないんだなと思った。岡本くんの話を聞いて背中を押し送り出そうと決めた、というより、引き止めるための言葉は全て伝えたけど彼の意思がそれ以上に固かったので送り出すしかなかった、だから腹を括って背中を押そうと決めた。そういう風に感じた。
正直なところ、私は彼らがそういった想いを抱いている事に安堵した。この2年半、8人での活動を通して彼らがグループとして得たものは大きかったと思う。ダンスも歌もスキルが上がってジャニーズファン以外から称賛の声を聴くことも増えた、直近で言えばFab!のアルバムは本当に幅広い層へと響いていた。8人で築いたものがどんなに大きくても彼らにとってHey!Say!JUMPは9人である事が絶対だったんだと、他の誰でもない岡本圭人という人間がグループにいる事が当たり前なんだと、彼が復帰する事を信じて疑わなかったんだと、だからこそ諸手を挙げて賛同できなかったんだろうなって事が不謹慎だけど嬉しかった。彼らが岡本くんの事をちゃんと信じていたことが。
そして今あるこの状況が悲しかった。なんだろうね、岡本くん個人がどうっていうより、こうなってしまった未来そのものが。
4月11日FC限定ライブ
あんなにキレッキレで踊る岡本くんは見たことがなかった、あんなにお腹から真っ直ぐ声を出して歌う岡本くんは見たことがなかった、あんなに堂々と自信を纏って真ん中に立つ岡本くんは見たことがなかった。2年半の間に彼が身につけたものは確実にグループの力になったはずだ、それがこの一回きりなんて勿体ないと思ってしまった。
メンバーに構われてはにかむ笑顔がたまらなく可愛い、でもやっぱり以前より一皮剥けた、決意をした人の表情だと感じて、本当にグループを離れてしまうんだと実感しちゃって、それは良い変化なのにどうしても寂しくて仕方がない。あぁ、でも本当に悔しいくらい可愛い人だな。天与の愛嬌だと思う。
Ultra Music Power/ファンファーレ!/H.our Timeという選曲はファンに向けて、というより岡本くんから8人に向けた選曲に思えて、なんだかそこが岡本圭人らしさで愛おしかった。
私自身は9人の歌うファンファーレ!を聴きたいとずっと願っていたから、それが最後といえど叶ったことは嬉しかったけれど賛否のある選曲だと思う。私は岡本くんの"マイペースな強かさ"というか不思議な肝の座り方してるな...みたいな部分がかなり好きだったので、この選曲もそういう部分が見えてちょっと笑った。
9人でFunky Time歌う姿を見たかったなと少し思ったけれど、あの曲って嫌な出来事も笑い飛ばしてしまおうってニュアンスの曲だから今日という日には似合わない気がする。9人のHey!Say!JUMPとして築いてきた日々が否定されてしまうような気がして。
J Stormの公式サイトに記載されているファンファーレ!の紹介文「人生はとても儚く切ないもの。 けれどその世界は、出会いや別れ、そして愛や恋に彩られて、めいっぱい輝く。 まるでファンファーレみたいに、華やかに。」
彼がファンファーレ!を選んだ理由というのはもしかしたら一生知る機会がないのかもしれない。でも彼にとってHey!Say!JUMPとして過ごした日々がこの曲のように、眩しく輝いて胸を締め付けるほどの幸せが詰まった宝物のような時間であったことの表れであってくれたらいいな。
素敵な仲間に囲まれていたからこそ、岡本圭人という人間が今存在しているんだってこと、そしてその素敵な仲間が今存在している理由の一つに自分がいるんだってこと、この先どんなに存在が大きくなったとしても、ずっと忘れないでいてほしい。
伊野尾くんがらじらーで言っていた「8人のメンバー本当にいい人間だなと思った」「本当にいい仲間に恵まれてるなって思った」という言葉、普段メディアでそういう事を口にしない彼が溢したこの言葉を大切に受け取っていてほしい。
たくさんの楽しい夢を見せてくれた9人が、多くを語らず最後のステージも楽しい夢のまま9人の物語りにピリオドを打ってくれたことがとても嬉しかった。
9人のHey!Say!JUMPを好きになれて、私はすごく幸せだった。この先もずっと今のように熱心に愛を向け続けるのかはわからない。5年後、10年後、他に興味が移るかもしれない。それでもきっとJUMPがくれた幸せな時間の事は一生忘れないと確信している。
これから正式に8人で活動を始め新たな世界を築いていくHey!Say!JUMPと、グループを離れ彼だけの挑戦を始める岡本くん、そして彼らを応援する全ての人に溢れんばかりの幸福が降り注ぐ未来でありますように。
素敵な時間を本当に、本当にありがとうございました。
形は変わってしまうけれど、これからもたくさん夢を見させてください。
大好きだよ、Hey!Say!JUMP
Fab! -Music speaks.-と知念くんの歌声
新たな楽曲が披露される度にHey!Say!JUMPの歌声がレベルアップしているのを感じる。
私は歌唱や音楽の技術的な知識は一切無いし、リズム感も音楽センスも限りなく0に近いタイプだけれど、それでもHey!Say!JUMPの新たな楽曲に出会う度、右肩上がりで更新され続ける歌声に驚いてしまう。
2年程前にHey!Say!JUMPの歌声についてブログを書いているのだけど、あの時よりもっともっとJUMPの歌声の虜になっている。常に過去最高を記録していくからすごい。私が広報担当なら新曲が発売される度にボジョレーヌーヴォーみたいな胡散臭いセールスコピー付けちゃっていたと思う。
ここ最近のJUMPの歌声は凄く滑らかでスッと耳に溶け込む、それでいてしっかりと印象に残る そんな歌声だと思う。
その中で歌声の変化が顕著なのは満場一致で中島くんなんだけど、SENSE or LOVE 辺りから歌声の伸び方も表現力もグッと上がったよね。愛だけがすべて-What do you want?-の特典ムービーで「自分はお洒落に歌えないから...」と言っていたのが盛大な前振りだったのでは?と思うレベル。ボイトレに通っているという話をしていたけど、英会話を本格的に勉強し始めたことで舌の使い方だとか息の吐き方だとか、そういうものにも変化が出てきたのだろうか...。中島くんの歌声の変化については是非ともプロの解説を読んでみたいので、なんかそういう機会があればいいな。
スキル的なものだと中島くんの変化が一番目立つけれど、個人的には知念くんの歌声が気になっているので、その話をしようと思った。
知念くんには元々歌声が安定しているイメージを持っていたし、THEアイドルな甘く可愛い曲もギラつくようなかっこいい曲も難なくこなす器用な人という信頼があったので、例えばBANGER NIGHTの"迷わず叩き潰すBanger night"なんかも「知念くんのパブリックイメージとは違うけど、器用な知念くんなら歌いこなしちゃうよね」という感想で意外性というのは特別感じではいなかった。
アイドルとしてのスキルが平均して高いから「おっ!流石!」と思うことは多々あっても「えっ、こんな事も出来るんだ?!」みたいのがあまりなかったんですよね。
それが私の中で変わったのがLucky-Unlucky/Oh! my darling 初回1に収録されていたLast Danceでの「惹かれ合ってたGravity 満ちては欠けたReality 色褪せた光の中で」というパート。
なんというか、それまで知念くんの歌声ってさらっとしたドライな印象だった。冷たいとかではなく、どこか健全な雰囲気というか...。その印象がガラッと変化したのがこの曲。
とにかく歌声の湿度がすごい、生々しさがあるのにそれが何処か幻想的で美しい。いやらしくないのに色っぽい、寂しさの中に温もりがある、なんだか凄く絶妙なバランスで脳を揺らす歌声だと思った。この歌声を聴いて知念くんにはまだこんな引き出しもあったのか、と驚いて息を呑んだ。
以前のブログで知念くんの歌声について「世界観を作るのが上手い」と書いたけれど、世界観を作るというより「曲の世界観に自身の存在を落とし込むのが上手い」の方がしっくりくる気がする。楽曲一つ一つにそれぞれの世界があり、人が生き、生活があって、知念くんはそういう曲の世界へスルッと馴染んでいく。その曲の世界へ住む者を演じていると言うより、まるで初めからその世界の住民だったかのように自然に違和感なく溶け込んでしまう。
元々声質が特徴的で曲によって大きく声色が変わるというタイプではないのに、どこか「Hey!Say!JUMPの知念侑李」とは違う雰囲気を漂わせていて、謂わば「パラレルワールドの知念侑李」という感覚に近い...。
だからこそ、物語りがテーマなこともあって曲毎の世界観が堅固なFab! -Music speaks.-というアルバムは彼の歌声が持つ魅力ととても相性が良かったなぁと個人的に思っている。
ということでFab! -Music speaks.-と知念くんの歌声についての話。前置きが長くなってしまった。まぁオタクなんて総じて話しが長い生き物なのでね、仕方ない。
全曲ではないです。特に印象に残ったところ。
「綺麗な言い訳を考えるように諦めに似た言葉にはどこか」
優しくどこかファンタジック、まるで夢の中を歩いているような曲の世界観と馴染む歌声。こういう曲での知念くんの歌声って爽やかで優しい雰囲気の奥に凛とした強さがあって素敵だなぁと思う。花で言えば白百合、スッと背筋が伸びる気持ちになる。
「少し大袈裟かもしれないけど」「でも違う I am me 楽しくて悲しくて」
感想というか、I amの知念くんの歌声聴くと「貞本義行作画の知念侑李だ!」って思う。凄く貞本義行作画の歌声してる。なんというか線の細い少年性の中にピリッとした緊張感がない?あるよね、あります。
「怖いものを知らない真実が冷たく光る」「光っても」「さよならは今夜」「安らぎへ」
おどろおどろしいのに思わず手を伸ばしてしまうような耽美で退廃的で、毒だとわかっているのに一度味わうとそれ無しではいられなくなってしまう。そんな中毒性のある魅力が詰まった曲だけれど、この曲の魅力をグッと高めている一つの大きなポイントは知念くんの歌声だと思った。
歌声から一切悪びれた空気を感じない、笑みを浮かべながら無邪気に喉元へ刃を突き立ててくるような雰囲気があまりにも良い。無邪気さ故の残酷さが滲む歌声は少年と青年・僕と俺、二つの対比を強調したこの曲にぴたりとハマる。
何より笑みを浮かべるような「安らぎへ」の歌声が怖すぎるのがいい。あどけなさの残る笑顔に気を抜いた瞬間それまで喉元へ突き付けられていた刃を一気に押し込まれたような、そんな感覚に陥る。本当に怖い、怖いのに美しくて抜け出せない。甘美な絶望を与える歌声だと思った。
無邪気だけど無垢でも無知でもない、それどころか人よりずっと頭が回る。可憐な見た目に思わず手を伸ばしたら棘が皮膚を裂く薔薇の花っぽさというか、そういうダークファンタジーちっくな世界観には知念くんの声が凄く似合うのだなと改めて感じた一曲。
「君は美しいんだ」
White Loveの「最初で最後の恋を始めようよLady」なんかもそうなのだけど、知念くんは歯の浮くようなド直球王子様パートもナチュラルに響かせるよね。上記のFab-ismでも言った「凛とした強さ」がそういう雰囲気に合うのかもしれない、なんというか日常と切り離された気品を持ってる。
「変わることなどないと信じていた」「幾つもの夜を超えて」
「変わることなど~」の寂しげで揺れるような歌声は孤独で切ないシャフリヤールの心情を感じて好きだ。
そして「幾つもの夜を超えて」はこのアルバムの私的知念くんパートランキングトップ3に入る。これは私が勝手に抱いている印象なんですが(というかこのブログ全て私が勝手に抱いている気持ちの話しかしていないが)知念くんって曲に起承転結を付けるなら『転』の締めくくりを歌うのが似合うタイプだと思う。フィナーレに向かってグッと聴き手を引き込むような歌い方をする。
Cメロとかともまた違う転の部分、狼青年の「安らぎへ」も私の中では同じ種類。
「明日の朝はとても早いのドレス纏って神に誓うの」
聴く度にこの曲の歌い出しを知念くんにしたのは本当に大正解だなぁと思う。愛おしさと切なさと寂しさと期待と不安、たくさんの感情を丁寧に混ぜ込んだ優しいスープみたいな歌声がじんわりと体へ広がっていく。
「曲の世界観に自身の存在を落とし込むのが上手い」と書いたけど、ナイモノネダリはそれが凄く出ていた。ウェンディの結婚前夜を書いた詩なのでこの曲の"私"は知念くんとの共通点のほうが少ないだろうし、知念くんの声質も低くはないけど女性的な高音でもない。それでも「あぁ、この歌声はウェンディだ」と思ってしまう説得力がある。
少女とも女性とも言えるような素朴で切なさを感じるこの歌声が歌い出しな事で曲の世界へ一気に引き込まれるよね。アコースティックver.も好きだからフルで売ってほしい。
「花火になって落ちる秋雨 雪へと変わった」
「もうサヨナラの時間が来て最後だと言い訳のかくれんぼ」
Last Danceの話をしたのでお察しの良い方はお気付きかと思いますが、私はこの曲の知念くんの歌声が大好きです。Fab!における知念くんパートの中でナンバーワンと言ってもいい。
個人的にこの曲の"僕"に対する解釈は松任谷由実さんの『やさしさに包まれたなら』でいう「小さい頃は神様がいて」の神様みたいなものだと思っていて、幼い頃にしか見えないイマジナリーフレンドとかそういう類い。年齢を重ね、姿を見る機会が減って、言葉も交わせなくり、最後にはどこにいるのかもわからなくなって、それでもずっと側で見守ってくれている大切な存在。という感覚で聴いているのでそれ前提で喋ります。(厳密にいうと"僕"は自身が生み出した仮想の存在だから"君"と"僕"は同一のイメージなんだけど長くなるので一旦置いとく)
「花火になって~」このダウナーな歌い方が終わりの時を示唆するようで、どうしようもない切なさと焦燥感に胸がざわついてしまう。ここの歌声本当に魅せ方が上手いな~と思った。
「もうサヨナラの時間が~」は穏やかで微笑みを感じるような優しい歌声なんだけど、多分このサヨナラは「また明日」には繋がらないんだろうなと思って胸がしめつけられる。
かくれんぼのハモりって有岡くんかな?最初Jr.辺りの子供のボーカル入れてるのかと思ったほど高く澄んだ声で驚いた。ここの対比がすごく良くて、まるで今(知念くん)と過去(ハモり)の記憶が重なるような演出だなぁと思った。
いやまぁ実際どういう意図をもったものなのかは知らんけど、公式が解説を公開するまでは私は私の解釈で聴き続けるので「こういう解釈の人もいるんだな」と流してください、人の数だけ曲のストーリーはあるかね…。
Fab-ismのキラキラと光りや花びらが舞うような夢とはまた違う種類、霧の濃い森へ迷い込んだような夢を感じる曲だけれど、この曲の幻想的で切ない雰囲気はなんだか凄く知念くんに似合うなと思った。知念くんって時折とても不思議で神聖な空気を纏うイメージがある、それは歌声にも言えるしダンスを踊る姿にもそう感じる時がある。そこがこの曲の世界観と綺麗に馴染んでいる気がした。
ザザッと書いたけど「こういう歌い方も出来るんだ?!」と感じたのはナイモノネダリの歌声。昨年中止になった初主演舞台が今年上演される事に決まったけれど、ナイモノネダリの歌声を聴いて知念くん一人朗読劇とかも似合いそうだな~と思った。
Fab! -Music speaks.-は本当にどの曲も、どのメンバーの歌声もそれぞれ凄く奥が深くて聴く度に新たな発見があって楽しい。アルバム全体のこともメンバーの歌声も気持ちの鮮度が高いうちに文章で残しておけたらいいなぁと思う。
時間が経った時に自分の文章を読み返すと面白いよね、こんなこと考えていたのかっていう驚きとか共感とか。
ここまで読んでくださり、ありがとうございました。
SPUR 5月号『マリウス葉の"一歩ずつ進もう"』を読んだ
世界が日に日に姿を変えていく。
外出禁止を命じられた他国のニュースを見ながらフィクションのようだとどこか他人事に思いつつも、他者の生命を軽んじる発言や行動にどうしようもなく悲しくなったり、飛び交うヘイトや噂に心を擦り減らしたりしていた。出口の見えないトンネルを歩き続けるような不安でピリピリした気持ちを和らげるために心が踊る可愛いものが見たくてSPURを購入したらSexy Zoneのマリウスくんが載っていた。
その内容がとても良かったので少し救われた。
私はジャニオタを自称しているが、正直Hey!Say!JUMP以外のジャニーズについてはあまりよく知らない。デビュー組ですら顔と名前が一致しなかったりするくらいの知識しかない。ただマリウスくんは素敵な考え方をする子だという事や、品のある佇まいが目を惹くなぁという印象があった。
マリウスくんといえば昨年夏に放送されたTHE MUSIC DAYで『lol patriarchy(家父長制とかウケる)』と書かれたTシャツを着ている姿がジャニオタ内外問わずちょっと話題になっていたのを覚えている。
よく”デザインが気に入ってい購入した洋服のワードを訳すと予想外の言葉だった”という笑い話はあるが、マリウスくんの場合はこのメッセージを理解し支持しているから購入したんだろうと疑わなかった。これは”そうであってほしい”という願望というより、彼が普段発信している言葉から得たイメージだ。
彼の発言を意識的に追っているわけではない私ですら、そういったイメージを以前から抱いていた。ならばきっと、彼のファンはもっとたくさん彼から発せられる社会問題へ対するメッセージに触れているんだと思う。
https://wezz-y.com/archives/75156
この記事の中で昨年マリウスくんがSPURに登場した時の言葉が少し載っていた。
「これだけのことを考えている19歳は、日本にはなかなかいないのでは」という質問に対し、「そうではなくて話せる場がないのだ」と答えている。
<僕のように考えている人がいないわけじゃなくて、こういう話をできる場がないんじゃないかと思います。僕は影響力の強い大きなプラットフォームを持っていて、他の人とは状況がまたちょっと違いますよね。だからこそ、発言していかなくてはならない。自分が学んだことを、同世代や周囲の人に伝える責任がある。発言する機会を与えられないコミュニティもある。そういう人たちを代弁するのではなく、彼らが声を上げられるような場所をつくっていきたいんです>
この考えにとても感動した。彼はアイドルという立場から”自分だから出来ること”をしっかりと意識している。
海外のアイドル事情は知らないが、日本のアイドルはニコニコと従順で主張が控えめなタイプが支持を得やすい印象がある。いや、これアイドルに限らないか。著名人が社会問題について自身の考えを発信すると、まるで犯罪予告でもしたかのように責め立てられたり「海外に感化されてる」などと嘲笑を受けたりすることは多々見かける。その様子を見て自身の意見を主張する事へ恐怖を感じ、口を閉ざしてしまった人は芸能人でもその他の職業に就く人でもきっと多い。
マリウスくん自身もそういったリスクは勿論理解していると思う、それでも自分が発言することで「声を上げてもいいんだ」と救われる人がいる、少しでも生き易くなる人がいるということを優先した彼の行動は本当に素晴らしいことだし心から尊敬する。
他者に対してリスペクトを持ちフラットに物事を考えられる人だと思う。
自分と考え方の違う相手と対峙しても「貴方とは理解し合えない」と切り離すではなく何故相手はそういう考えに至ったのか理解しようと歩み寄る姿勢を持ってる人。
個人的にコミュニケーションとは本来そういうものだと思っている、どんなに気の会う友人でも100%全てに共感するなんて出来ない。だから「その考えは自分とは違う」と意見の交換で新たな価値観を形成したり、自身の間違いに気付けたりするわけだけど「それはもっとこうした方がいいんじゃないかな?」という指摘でさえ”自分を否定された”や”攻撃された”という受け取り方になってしまう人も少なくない(実際悪意を持って否定する人もいるが)
それって多分、自分の意見を言うことで心無い扱いを受け傷付いた経験のある人が多いからだと思う。それ故に”良いコミュニケーション=共感・否定しないこと”になってしまい、さらに意見が言い難くなったり受け入れ難くなる悪循環に陥っているのかなぁと何となく感じる。
今回のSPURでマリウスくんのそういう考え方はお姉さんの影響であると言っていた。お姉さんは芸能人ではないので対談という形を取ることは難しいだろうけど、お二人が普段どういった会話をしているのか凄く気になる…。アイドル誌引っ張り出したらエピソード出てくるかな?
今回のSPURで”「インターナショナルスクールから日本の高校へ転入して黒以外の髪色は地毛だと証明しなければいけないことへ窮屈さを感じ友人と一緒に『革命を起こそう』と活動を始めた。『なんでスカートをはかないといけないのか』と悩んでいた友人とジェンダーレスの制服をつくる署名を200~300人分集めて学校に提出し、卒業後母校にジェンダーレス制服が出来た」という話が載っている。
きっかけは地毛証明に対する窮屈さかもしれない。マリウスくんは身体的に男性なのでスカート着用を強制されることはない、彼がスカートを履きたかったかどうかは知らないが話の流れ的にスボン着用へ不満があったようには感じられない。それでも悩んでいる友人の為に声を上げていることへ優しさと聡明さが現れているなと思った。
彼がこの行動を起こした目的は「悩んでいる友人を助けたい」「声を上げることの大切さ」の二つの意味があったんじゃないかと感じた。これはまぁ私が勝手に感じているだけなのですが…。
余談だけど地毛証明の話で対談されている長島さんが「地毛の証明って、いまだにやってるんですね」と言っているが私も読みながら全く同じ反応をしていた。自分が学生時代なんとなく「この文化も私達が卒業後くらいにはなくなるんだろうね~」という会話をしていた覚えがある。私とマリウスくんでは小学校被らないくらいの年齢差があるのだが、彼の時代もそして現在もそのような規制は続いてるらしくなんとも馬鹿らしい。個々の学校で生徒たちが訴えかけ廃止する方法もあるけど、それよりもっと根本的に全国一律で廃止に出来ないだろうか。
ジェンダーレスの制服、もっと増えてそれが当たり前になるといいな。
私が学生だったころ地元でも女子の制服がパンツかスカートか選べる学校ができた、これは女子がボトムスを選べえるというだけでジェンダーレスとは違ったのだが当時学生だった私たちの中でなかなかホットな話題であった。最初こそ「デザイン可愛くないよね、スカートの方がいいや」という話をしていたが「でも冬場は冷えて体調崩すからパンツがいい」「通学中に電車でスカート切られて以来ジャージで登校してる子いるし、ああいう子にはパンツ認めて上げてほしい」とみんなパンツスタイルへ賛同していた。
ジェンダーレス制服が実施されている学校でどういった基準を設けているのかわからないが心と体の性別に関するもの以外にもスカート・ズボンを避けたい生徒はいるはずだ。そういう子も皆自身に合った服装選択をすることが当たり前になってほしい。私自身、体質的に体温調節が出来ない人間なのでパンツスタイルを許可されていたなら冬はそっちを選んだかなと思うし男子も夏場にあのしっかりとした生地のスラックスを履くよりスカートやキュロットの方がずっと快適だと思う。
そもそも制服が必要かという話になるが、ジェンダー問題・初期費用の高さ・手入れ・性的搾取等問題は多々あるが学校生活において貧富の差を隠す面では必要かなと思っているので私は賛成派だ。
制服のジェンダー問題は#KuTooの話に近い。
個人が好んで履くのは自由だけど、周囲がそれを強制するのはよくない。先ほど書いたが私は体温調節が出来ないくて身体が冷えるから冬場制服のスカートはちょっと嫌だった、でもそれは防寒具の規定がある学校という場であったから嫌だと感じたのであって休日に分厚いデニールのタイツを履いてブーツに暖かいコートを合わせスカートを履くのは好きだった。パンプスだってそう、休日にオシャレとしてパンプスを履くのは好きだがパンプスを履くことで利益を得られる訳でもない職場でパンプスを強制されたら上司に詰め寄ると思う。
今の職場は服装に厳しい規定はない、以前はアパレル業界にいたので自社商品を着用しなければならないと一応なっていたが、幸運なことに店舗や本部の上司は足に合わない靴の辛さを知っているため「靴は無理せず好きなの履きなよ」と言ってくれていた。スタッフが着用することで売り上げに直結するアパレル販売ですらそのような扱いであるパンプスを”なんとなくそっちの方が見栄えがいいから”という理由で強制するのはもう今の時代で終わりにしたい。業務と関係ない部分で痛みに耐えながら働くの、なんか単純に効率が悪いので…。
因みに”走れるパンプス”や”踊れるパンプス”というものも最近多いけど、こんにゃく足+かかとが真っ直ぐの私みたいな足ではオーダーメイドすら痛みなく走ったり長時間歩き続けるのは無理です。
”学校や仕事の制服として矯正されたくない、でも休日はそれを履きたい”という主張になんら矛盾は無いんですよね。服を着る目的も活動場所も違うので当たり前のことだ。パンプスを悪だとしているわけではなく、ただ他者が無意味に他人の服装を強制するのは辞めようというシンプルな話。
話は少し飛ぶが2013年にニュージーランドで同性婚が認められた時のモーリス・ウィリアムソン議員のスピーチが凄く心に残っている。
https://www.huffingtonpost.jp/2017/11/25/nz-gay-marriage_a_23288119/
今、私たちがやろうとしていることは「愛し合う二人の結婚を認めよう」。ただそれだけです。
外国に核戦争をしかけるわけでも、農作物を一掃するウイルスをバラ撒こうとしているわけでもない。 お金のためでもない。単に、「愛し合う二人が結婚できるようにする」この法案の、どこが間違っているのか。だから、本当に理解できないんです。
なんでこの法案に反対するのかが。自分と違う人を好きになれないのはわかります。それはかまいません。みんなそんなようなものです。
この法案に反対する人に私は約束しましょう。
水も漏らさぬ約束です。 明日も太陽は昇るでしょうし、あなたのティーンエイジャーの娘はすべてを知ったような顔で反抗してくるでしょう。明日、住宅ローンが増えることはありませんし、皮膚病になったり、湿疹ができたりもしません。布団の中からカエルが現れたりもしません。明日も世界はいつものように回り続けます。だから、大騒ぎするのはやめましょう。
この法案は関係がある人には素晴らしいものですが、関係ない人にはただ、今までどおりの人生が続くだけです。
この言葉を、特に最後の一文は常に心へ留めている。他人の主張が他者を攻撃するようなものでないならば、それが私に関係ないものだとしても誰かの生活が今より豊かになるのなら支持をしたいし、たとえ支持をするほど理解が出来なくてもせめて水を差さぬようにしようと考えるようになった。
他人の生活が豊かになったところで私自身の生活も豊かになるわけではない。それでも、もしかしたら自身の生活が豊かになった事で周りに手を差し伸べようと考える人が増えるかもしれない、その救いの手にいつか私自身や自分の大切な人が助けられるかもしれない。甘い考えだと思われるだろうけど、優しさの連鎖というものを信じている。
マリウスくんがジェンダーレス制服に対し署名を集める活動をしたことも「この法案は関係がある人には素晴らしいものですが、関係ない人にはただ、今までどおりの人生が続くだけです」に近いものを感じたから、こんなに心へ響いているのかもしれない。
マリウスくんはSPURの中で「この連載が、皆の興味を探求しお互いの意見を交し合える場になれば嬉しい。多様性を尊重し合い、理解していくために一歩ずつ進んでいきたいです」と言っている。
勿論SPURは彼のファンだけではなく幅広い年齢層が読んでいる雑誌であるが、彼はこの連載を通じて自身のファンへ「多様性を尊重すること・考えを発言することの大切さ」を伝えていきたい、それが自分の責任だとそう考えているのだろう。
私はすごくマリウスくんのファンが羨ましくなった。勿論、今現在応援しているグループが嫌だというわけではない、大好きだ。ただ、私がもっと若く今のマリウスくんが発するメッセージに触れていたなら今まで無意識に傷付けていた人たちの人数を少し減らせたんではないかなという意味で羨ましかった。羨ましがっても過去は変えられないので彼のメッセージをしっかりと受け止めて過ごして行こうと思う。
アイドルに求めるものは何なのか、私が現在好きなアイドルの求めているものはステージ上での心踊るようなパフォーマンスだ。彼らに対して優しい人だな・強い人だなと内面的なものへ好感を持つこともあるがそれを求めているかというとそうではない、常識に反する行動はしてほしくないが正直ジャニーズという一つの身体的性別だけで構成された特殊な集団の中で幼い頃から育ってきた彼らに多くを求めようと思わなかった。そういった一面を見れたらラッキー、あとは世間で批判されない程度に当たり障りなくしていただければ…くらいの気持ちでいた。
でもマリウスくんの「僕は影響力の強い大きなプラットフォームを持っていて、他の人とは状況がまたちょっと違いますよね。だからこそ、発言していかなくてはならない。~略~ そういう人たちを代弁するのではなく、彼らが声を上げられるような場所をつくっていきたいんです」という言葉がとても胸に響いている。私は多分アイドルに希望であってほしいのだ。
声を上げていいということ、声をあげることを肯定してくれる人がいること。それは今現在、何かに傷付き悩んでいる人間へ対するエールであり希望だ。そして彼の行動は悩んでいる当人だけではなく、その周りで様子を見ていた層にもきっと伝わっていると思う。周囲へ手を差し伸べる勇気を与えている。
実際、自分が苦しんでいることを周囲に主張するのが苦手な人間は多いと思う。こんなに苦しいのに、訴えをあげ否定されたらもう立ち直れないかもしれないという恐怖。でも彼の「悩んでいた友人と共に行動を起こした」というエピソードをかっこいいと感動し、同じように周囲の友人へ手を差し伸べる彼のファンがいるかもしれない。すごく、すごく良い影響だ。
自身や大切な人を守るための主張が、結果的に他の人も守ることになるしその逆もまた然りだ。実際、私が今なんとなく暮らしている中で先人たちが女性の権利を主張し続け戦ってくれたおかげで恩恵を受けていることはとても多い。私は心身ともに女性であるからどうしてもそちらへ目線がいってしまうが男性やどちらでもない性別の方も周囲に決めつけられたイメージに対する意見をもっと言っていいし、その主張へ自分に出来る事があるなら力を貸したい。
昨今マリウスくんやりゅうちぇる等、若い世代のジェンダー観が話題になることが多い。彼らに共通することはジェンダーに問わず他者に対するリスペクトがあるということだ。ただ相手の考えを受け止める、それが共感でなくても”受け止める”ということが大事なのだと実感させられる。相手の考えに耳を傾け自身の考えを伝える、そういったコミュニケーションがきっと多様性を受け入れることへの一歩なんだろうと今一度背筋を伸ばすきっかけになった。私はあまり優しい人間ではないし賢くもない、だからこそ他人の価値観を知ることは大切だと日々思い知る。
長島さんの著書もすごく気になるので近々読みたいな。
見開き2ページインタビュー、決して文字数が多いわけではないのだけど素敵な内容だった。
あと他のページの春服がとっても可愛い、カラフルなシアーやプリーツの布は目から心が潤うような可愛さで最高だから是非手にとってみてほしい。
最後に私がマリウスくんに対して初めて素敵な考えだな と思った話をする。
duet 2017年11月号の
「笑いをとるためにイジリに頼りすぎじゃないかな。もっと相手の立場を上げるようなトーク力を身につけられられたらいいのになって。そのためには、おたがいのことをもっと知らないといけないよね」
という発言だ。
普段アイドル誌は好きなグループのページしか見ないので何故このコメントを読んだのか覚えていないのだけど、当時17歳グループ最年少の少年がこういった発言をできるSexy Zoneはなんだかとても信頼できるなと思った。
他グループのことをほとんど知らない私ですら最近イジリがキツいのではないかと一部で話題になっていたことは耳していた。
ただジャニーズは特殊な環境で育っているし、年長者が末っ子を可愛がりすぎた故に当たりがキツく見えるというのは珍しくない事だと思っていた。私自身、兄弟で末っ子+親戚合わせても最年少だったため泣くまでからかわれ続けた経験も多々あった、ただ兄弟やいとこ達が私を嫌っているわけではなく拗ねたり泣いたりする姿をなんだか可愛らしいものとして笑っていたのも伝わっていた(不快であることに変わりはないのだが)
だから最初は「ジャニーズは兄弟みたいなものだしあまり気にしなくても」と考えていたのだが、これって結局私の実体験に基づく主観であって、例えばいじめや虐待にあった経験のある人間が見たらどうなのだろうか…、その辛い経験がフラッシュバックしないと言い切れるのだろうか…と考えを改めた。
以前、3年程前かな?ジャニーズJr.の舞台で他人のTシャツを踏みつけて笑いをとっていた場面を見て、自分がいじめられていた時を思い出し辛くなったというツイートを見た。
私はそのJr.が誰だったかも知らないし、どんな流れでそんな行動をしたのかもわからない。でも多分ステージ上で披露してOKと考えていたなら本人たちに悪意はなかったと思う。
それでもアイドルとして人前に立つ以上、彼らの内心や関係性に関わらず配慮は必要だ。観客が辛い思い出をフラッシュバックすることもあるし、ジャニーズは若いファンも多いのでそれが「面白いもの」として真似をする子が出てくるかもしれない。
なんというかファンに若い子が多いグループほど”教育にいい存在でいてほしい”という想いがある。そして多分マリウスくんはそういうものを理解してアイドルを背負っているんじゃないかとSPURを読んで感じた。
私は強いイジリや他者を尊重しない扱いが苦手でテレビを見なくなった。なんなら5年ほどテレビを持っていなかったし、今でもテレビ特にバラエティーは滅多に見ない。
マリウスくんのような考えのタレントが増えたら…、いや多分同じような考えの方もいるはずで、その考えがメディア側で受け入れられ当たり前になっていけば、もっと人々が生きやすく、他人とフラットに意見を交わしやすい世界になるんじゃないかなと思っている。私はそうなってほしい。
『I am / Muah Muah』
2020年2月26日発売Hey!Say!JUMPとして通算26枚目となる両A面シングル『I am / Muah Muah』
Twitterに感想呟こうと思い打ち始めたら全然140字に収まらないし連投しすぎてアカウント凍結しそうだったのでこっちに置いとく。元々Twitterの下書きに入れてたものを繋げてるだけなので口調もテンションも不安定だけどご愛嬌です
ブルーな曲だと思った。ブルーな気持ちとかのブルーではなく、曲を聴いた時に目前へ広がる色がブルーという意味で。ラピスラズリのミステリアスな青よりブルーサファイアのような透明感と力強さのある青。光りに透け水色から藍へと美しいグラデーションを織りなすようなイメージの曲
冬の朝みたいに彩度も明度も低い青の世界から、サビに向けどんどん光りが差し込み青が彩度を上げながら夜が明けていくそんなメロディだなぁと感じた
主演のドラマの主題歌なだけあって中島くんがフィーチャーされた曲だけど、細い糸が幾重にも絡まるような電子音が繊細かつ瑞々しさもあり凄く中島くんに合っていて好きだ
メンバーカラーが水色の中島くんだけど、容姿以上に纏う空気や内面的なものがとても水色というか寒色系だと思う。その青が爽やかさや上品さを表している時もあれば、完全燃焼した炎のような情熱を表してる時もある。この曲で感じた青は後者
自分でも何目線なんだと思うのだけど、中島くん本当に歌上手くなったよね。元々リズム感あるし上手だけど、この2年で語尾の切り方が凄く大人っぽくなったなぁと思う。新曲が披露される度、確実にレベルアップしていてワクワクする。愛だけがすべて-What do you want?-の特典ムービーで「自分はお洒落に歌えないから...」と言っていたのは自身の成長した未来を予知した盛大なフリかな?とさえ考えてしまう
「間違いを恐れて踏み出せないのは いつかの後悔に繋がるだろう」という歌詞がとても身に染みる
間違えたら、失敗したら恥ずかしいと回避したものが全て不正解とは言わないけど人生経験値がものをいうな〜と実感するので挑戦するチャンスは逃さず生きたいな...、ピンチはチャンスなんだMy friend...
Hey!Say!JUMP(今は)人数8人とユニゾンするにはわりと大所帯アイドルなんだけど、歌声が8層に重なるというより8つの糸を紡ぎ一つにしたような纏まりを生むので聴いててとても気持ちいいな〜とサビを聴き思う
八乙女くんの「生きてる感じがしたんだ」というパート、語尾の抜け方がナチュラルな色気を放っていて好きだ。ファンファーレ!のカップリング曲Summer Romanticの「だから Can't stop」を初めて聴いた時、八乙女くんこんな歌い方が出来るんだ⁈と驚いたんだけど、あの色気に似てる
それまで八乙女くんの歌声は繊細さと無骨さが入り混じったラップだったり、力のこもったロックな歌い方(例:Endless Dreamの遥かな貴方を〜)のように男性的な歌唱で色気が出る人だなぁと思っていたのだが、最近はSummer RomanticやI amのソロパートみたいにしっとりとした艶を纏う色気も感じる
最近のJUMP内だと中島くんの歌唱力向上が目立つけどメンバー全員、一作ごとに歌唱力や表現力がどんどん増していっているのを改めて思い知った。もっと色んな歌声を聴きたい、そんなワクワクが溢れてしまう。最高だなHey!Say!JUMP...
「他の誰の物でもない」という伊野尾くんのパート。伊野尾くんはキャッチャーでポップな声質をしているのでアイドルらしいキュートな曲がよく似合うけど、時折胸をギリッと掴むような切なさを滲ませる歌い方をする。このパートもそう、私が伊野尾くんの歌声で切なさを感じる時は母音の「ァ」がしゃくるような一瞬裏返るヒーカップの歌い方をしている時なんだけどここで言う「なァい」の部分。縋るような、眉を寄せる表情が浮かぶ歌声が胸を打った
ファンファーレ!・パレードが始まる・パレードは終わらないに続き辻村有記さん&伊藤賢さんの作詞作曲タッグ曲
上記3曲もそうだけど、このお二人の作る曲はまるで物語りを読んでるようなメロディを奏でている。歌詞ではなくメロディで起承転結を感じる、1節ずつページをめくりストーリーを読み進めているような、そんな気持ちになる曲だと思う
4曲とも明るく、かわいく、キラキラと星が舞うような曲なのにギュッと胸を締め付ける切なさがある。生と終わりの両方を感じるような、輝きは瞬間的であるからこそ その一瞬を大切にしているような美しさ。カルペ・ディエムをメロディで表すならこんな感じ
JUMPでフェイクといえばガチッときめてメロディに厚みを持たせたり外側から曲を固めるようなイメージのものが多かったけど、有岡くんのフェイクは逆に抜け感があって新鮮だった。軽やかで柔らかく曲の世界を広げるような声、これは有岡くんだから表現できるものだなぁ〜!と大好き。有岡くんのホットミルクみたいな甘くて優しい笑顔が浮かんで思わず頬が緩んでしまう
有岡くんの歌声ってCharaみたいな、なんというか細かな粒子となって心に染み込んでいくようなスモーキーボイスだなと思う
歌声を表現する比喩というのは星の数ほどあって、聴く人の数だけ歌声から連想する景色というのは存在するけど、私が有岡くんの歌声を聴いた時に浮かぶ景色は"木漏れ日と霧に包まれた森"だ
優しく心へ馴染む癒しの香りがするのに、気を抜けば森の奥深くへ迷い込んでしまいそうな騒つきがある。幻想的で中毒性が高い、そんな気持ちを抱く歌声だと思う
個人的な解釈だけど、そういったイメージの音楽といえば北欧音楽を思い浮かべる。勿論"北欧音楽"と一言で言ってもジャンルは多岐に渡り力強いロックやメタルなんかも存在しているわけなので対象が広すぎるのだがイメージとしてはポストロック・アンビエント・シューゲイザー辺りの音楽
ファンファーレ!が発売された時、辻村さんの過去のインタビュー記事を読んでいたら「北欧音楽は彼のルーツミュージックの一つ」と書かれており「だから、彼の作る音楽と有岡くんの歌声は親和性が高いのか」と妙に納得した(前述したように北欧音楽といっても様々なものがあるし、具体的なアーティスト名などは書かれていなかったので私の想像している北欧音楽のイメージと辻村さんのルーツとなった北欧音楽のジャンルが一致している可能性は極めて低いのだけど)
ジャニーズというか女性人気の高い男性アイドルソングは音楽オタクタイプからすると手を出しにくいジャンルだけど、その層に刺さる歌声ってJUMPなら有岡くん・岡本くんかなぁと思っているのでもっと世間に見つかってほしい
Muah Muahの話に戻る
Cメロ(あそこCメロで合ってる?)知念くんの「君は美しいんだ」がとても印象的だった
何食わぬ顔で「生まれてから可愛いと言われなかった年は無い」「ファンに可愛いって言ってもらってるんじゃない、可愛いと言わせてあげてるの」と発言しても嫌味がないくらい自他共に認める可愛いの権化知念くんだけど、歌声は凛とした大人の強さを感じる
White Loveの「最初で最後の恋を始めようよlady」
Lucky-Unluckyの「(思い通りに)いかないから楽しい」
そしてMuah Muahの「君は美しいんだ」
この3つは気取ってないのに凛とした品があって聴くたびに思わず背筋を伸びる。知念くんの歌声が持つ色は和の気品だと思う、派手な装飾ではなく静かで研ぎ澄まされたような美しさ。これは知念くんのダンスやふとした時の表情に対しても同じような品を感じるので、やはり人となりが声に現れるのだろうか...
それとラスト山田くんの「Muah Muah…」はコンサートで聴くたび(エ、エース歌うめ〜〜〜!!)と新鮮に驚いてしまった。甘くて触れたら体温で溶けてしまいそうな歌声、本当に容姿から声帯から全てにおいて原材料マカロン・イチゴ・ホイップクリームみたいなアイドルだと思う。キミが少女漫画の王子様だ、THIS IS THE PRINCE OF SHOJO MANGA〜♪(テニミュ)
初見(聴)時、思わず「ジャ、ジャニーズだ〜!!」と感動してしまった。これ絶対オタクは好きだしJUMP自身も好きそうだしもう全人類好きなのでは?地球国の国歌にしよ
"ジャニーズっぽい曲"というのは人によって解釈が違うと思うのだけど、私のイメージは
①力みすぎず軽快なドライブミュージック(00年前後のジャニっぽさ)
②ギラギラしたかっこいいメロディと不思議な歌詞の曲
③ショーっぽさを感じる曲
④少し大人な音楽ジャンルをキャッチーにした曲
⑤トンチキ系コミックソング
辺りの楽曲を聴くとジャニーズっぽいなぁと感じる。Chau#やワイワイトゥナイみたいな可愛い曲はジャニーズというよりThe・アイドルっというイメージ
個人的にジャニーズに対する「ジャニーズっぽい」って最上級の褒め言葉だと思っているんだけど当人たちは「ジャニーズっぽくない」の方が嬉しいのだろうか...、自社ブランドのイメージを周知させるって一朝一夕では出来ない事だから事務所の歴史と功績を感じてかっこいいなと思う。しかもジャニーズの場合それが恒常化したマンネリズム的なものではなく時代に沿って様々なジャンルを開拓しながらも根の部分に"ジャニーズらしさ"をしっかりと存在させている、それって凄く難しいことだ。なので私はこれからも「ジャニーズっぽい」を称賛の言葉として使っていきたい
話が逸れた
クランメリアは上記の③と④に当てはまる
この一曲を聴き終わった後「曲を一つ聴いた」と言うより「一つのショーを見終わった」と感じた。良い意味でカロリーを消費する曲
一節一節全てが華やか。どこを切り取ってもスポットライトに照らされたステージのように煌びやかで彩度が高い
それでいてメロ部分とサビのメリハリはしっかりしている。Muah Muahの作詞作曲をされた辻村さん伊藤さんの二人が作る曲を「物語りを読んでいるような起承転結を感じるメロディ」と書いたけど、クランメリアはショーを見ている時のような起承転結を感じた
高校時代に椎名林檎のリモートコントローラーを何度も聴いていた。サビに入った瞬間、まるでダムが放流されたかのようにメロディが流れ込んできて脳が音で溺れるような感覚が大好きだった。あの感覚を思い出すような曲だ
ジャズ調の曲だとやっぱり山田くん髙木くん薮くんの3人は声質がガッチリハマる。粘度が高い、とろみの有る声と少ししゃくりの混じるような歌声がビッグバンドに似合うな〜と思った
曲の冒頭に「枯れた指先で紅い果実をなぞる 朽ち果てる程」という山田くんのパートがある。山田くんの歌が上手なことは言うまでもなく知っていたし、グループのエースという肩書を背負うだけあってソロパートも多いので様々な歌声を今まで聴いてきたわけだけど、ここに来てまた新たな山田涼介の歌声に出会い感動した
山田くんの歌い方って絶対的なボーカル感というか声質も歌唱法も華やかだから歌声+バックのメロディという分離があるイメージだった。メロディがスポンジなら山田くんの歌声は生クリームであり二つの別々の物質が層となり曲が完成するような感じ
しかしこのパート、特に「朽ち果てる程」はまるで楽器を奏でているかのような歌い方だ。バックのメロディと見事に溶け合っている、今まで彼の歌い方でそういった感想を抱いたことが無かったのですごく新鮮だった。チェリーを漬け込んだウイスキーみたいに甘く濃厚な大人の香りがする歌声
「愛でるように」の髙木くんはもうパブリックイメージの髙木雄也すぎて静かに拍手を送ってしまう。以前もどこかで言った気がするけど私は髙木くんのことジャニーズ界の峰不二子だと思っている節がありまして、発声の最初に小さくnが入るような髙木くんの歌い方が大好き
JUMPのセクシー番長髙木くんの色気は弾力を感じるタイプの色気だと思う。硬さや鋭さより柔らかくミステリアスで生々しさのある魅力、容姿も声もそういった色気を持ってる。流石自分のファンを人妻というアイドルだ...
髙木くんがパブリックイメージど真ん中で魅せた次の瞬間、パブリックイメージから離れた魅力を放っていたのが知念くんの「離さないで」だった
私はジャニーズ楽曲の中に当時する決め台詞を聴くたび未だにウフフと微笑んでしまうくらい曲中台詞文化があまりハマってない人間なんだけど、この「離さないで」は思わず息を呑んだ
知念くんの曲中台詞と言えばRock U Baby!の「わかんだろBaby?」のイメージが個人的に強いのだけど「わかんだろBaby?」は不安を強めの語気で隠しているかのような若々しさを感じていた。対してクランメリアの「離さないで」は縋るような言葉であるのに「離さないで」に対する返答はYes以外用意させないような悪い大人の余裕を感じた。国民の孫知念ちゃんに一体何があったんだ...
「わかんだろBaby?」知念くん VS 「離さないで」知念くんで戦わせたら絶対「離さないで」知念くんが秒殺しそう、賭けてもいい。なんかもうそのくらい戦闘力がカンストしてる囁き
知念くんの台詞にこんなこと言うのは気が引けるけど、凄く生々しい色気がある。一夜を共にし、まだ日が昇りきらない翌朝の第一声みたいな色気だ
「仄暗い痛み〜」の事を書こうと思ったのだが、これ伊野尾くんで合ってる?間違ってたら恥ずかしいので一旦保留にしておきます
というかこの曲、岡本くんのハスキーな歌声にとても似合うと思うのだけどいつか再録しないかな...と夢見ている
このHey! Say! VOCALOID JUMPのソフト買わせてほしい
眠りに落ちる前の夢と現実の狭間のような心地よさに包まれる曲。光りの中で分泌されるメラトニンって感じ、凄く中毒性がある
公式サイトの説明で「エレクトロダンスナンバー」と記されているけどコンサートのセトリ入りするのだろうか、もしセトリ入りしないのなら開演前の会場で流していてほしい。淡々としたリズムと歌声の非現実感とエレクトロなメロディが脳内でエンドルフィンを量産していく「これからすごく楽しいものが待っている」と緊張と期待で胸を躍らせているあのドキドキを更に加速させていくような、ハッピーな時間への助走というか幸福導入剤ソングだと思う
合法ドラッグみたいな魅力があるのでトリップしたい時(出勤前)に聴いてる
この曲のJUMPは少しでも目を離したら二度と会えなくなってしまうんじゃないかっていう儚さがある。明るいメロディなのにソワソワと切なさを感じてしまう、その切なさが気持ちのいいメロディに繋がっているのかもしれない。私は人の持つ感情の中で"切ない"というものが一番美しいと思っているので、娯楽としての切なさが大層好きだ。儚く切なく美しいものに弱い、それがさりげないアプローチであればあるほどいい ときめきは嘘じゃないはまさにその美しさがある曲だと思った
さて、薮くんの話をする
◇I am 「近付けば離れていくんだ」
薮くんの歌声はブレがなく強い根を張ったような安定感がある、両足がしっかりと地につき真っ直ぐ前を見据えているような歌声は人数も多く個性豊かな声質で作り上げられるJUMPの曲の土台を担っているようなイメージを持ってる(薮くんのファンとして贔屓目入っている自覚はあるので異論は認めます)
暗闇に差し込んだ目を細めるような光りで輪郭のぼやけた景色から、薮くんの歌声でフォーカスが一気に定まるような気がした。薮くんの生み出す空気振動で視界がクリアになるようなそんなパート
◇I am 「『誰か』が僕を作っている」
このパート、すごく「役者だなぁ」と思った
薮くんは歌声で表情を魅せる力に長けていると思う、視線を落とし密度の高いすだれ睫毛が影を落とす表情がまざまざと脳裏へ浮かぶ。感情を込めるというより、感情をそのまま音にしたような歌声
◇Muah Muah「素敵な言葉も頭の中でグルグル回ってる」
このパートに薮くんの歌声、説得力すごくない?薮くんの脳内文字数めちゃくちゃ多そう
◇Muah Muah「染まりゆく世界に身を任せた」
このパートの語尾「たぁ...」の部分、初めて聴いた薮くんの歌声だと思った。私は音楽を勉強していたわけではないし楽譜も読めない絶対音感もない人間なので上手く表せないのだけど、今までの歌い方だともう少しだけ上のトーンで歌っていたイメージがあった。歌声にグラデーションをかけてメロディに溶かすような語尾がすごく綺麗。柔らかく大人っぽい、可愛い曲でも可愛さだけではない かと言って背伸びしすぎないナチュラルな大人の色気がある歌声で素敵だ...。私もこの声帯で歌いたい
◇Muah Muah フェイク
「ほら〜〜〜〜〜!!!またそうやって歌声で世界に星を降らす!!!!!好き!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」しか言えない、好き
どうかこれからもフェイク要員として存在し続けてほしい、私の心を照らす星が輝き続けるように...。お願い致します
◇クランメリア「抱きしめてよ さあ」
ビッグバンドのジャズメロディと薮くんの歌声の親和性は大気圏突破するレベルの高さを誇るな...。薮くんの歌声はジャズクラブのステージみたいな色味が凄く似合うよね、赤みを帯びた電球色のライトに照らされ高貴さを増すタイプの歌声
「さあ」の「あ」この一瞬しゃくりの入る歌い方も薮くんならきっと涼しい顔して難なくこなすのだろうなという信頼がある。「あ」の一音だけでも音が平坦ではなく↑→↑と表情がついてる、元々高音の出せる人だけどここ最近高音に力強さとしっかりとした芯を感じる。10年ぶりの主演ミュージカル ハルで得た喉なのか、それより前からじわじわと進化していたものなのか私にはわからないけど表現力により一層磨きがかかっていて、新たな歌声を聞く度に「過去最高の歌声」を更新してくるの本当に凄い。ボジョレーヌーボーじゃん
◇クランメリア「錆びた理想に感覚に心臓〜」
City Wanderの可愛いラップはどこに行ったの⁈と驚いてしまった。いやCity Wanderも好きなのよ、好きなんだけどあれって少し可愛いじゃん?でもこのパートは間違っても「可愛い」ではないじゃん、可愛いとか言ったら不敬罪で捕まりそう
薮くんってバックの音へ丁寧に歌声を乗せるような歌い方をするので、こういうメロディアスなラップはハマるんだろうな...。また知らない薮くんの歌声に出会ってしまった、世界がまた輝きを増したよ...
気怠げで色気を含んだ声からラストのエッジボイスに繋がる流れの美しさ、デビューから13年の月日が経ち瑞々しさを残しながら大人の色香も滲ませていくHey!Say!JUMPの未来を感じた
背筋が伸びるようなワンピースに袖を通し、ピンヒールを履き、ウイスキーロックを手に聴きたい歌声
今年コンサートがあるならクランメリアはセトリ入りしそうだなと思うのだが、このエッジボイスを生で聴いたら色気の供給過多でえずいてしまいそう。Jr時代のエンジェルボイス期しか知らないジャニオタさんに是非聴いてほしい、あの世界一かわいい黒豆みたいだった薮くんがこんな成長を遂げたんですよって言って回りたい。ジャニーさんにも聴かせたいから前澤社長は私を宇宙に連れてってほしい、そんなことを考えていた
元々グループ内でもジャニオタの認知としても歌唱メンポジションの薮くんだけど、ここ最近歌声が以前にも増して魅力的になっていてどこまで高みへ登っていくのだろうかとワクワクすると同時に薮くんの歌声がもっと多くの人の耳へ届いてほしいという願いも大きくなる。Muah Muahの歌詞で「キミの魅力は僕が独り占めにしたいんだ」とあるが、私は「見て!!!!これが私の好きなものです!!!!みんなも私の好きなものを愛して!!!!!!!」タイプなので好きなものや人が大衆に愛されていればいるほど嬉しい、抱えきれない程に愛を受けてほしい
未知のウイルスとか東京オリンピックがどうなるかとか そもそもエンタメに限らず経済大丈夫か?とか不安はたくさんあるけれど、Hey!Say!JUMPは2020年も眩しいほどの幸せを運んでくれるんじゃないかなって思えるような素敵なシングルでした
Hey!Say!JUMPの歌声が好きだなって話
タイトルのまま。Hey!Say!JUMPの歌声が好きなんですよって話
分析とかじゃなくてただの感想なので分析が読みたい方は年末の日経エンタとか読んでください、私は楽譜も読めない楽器も弾けないカラオケは完全に出落ち要員の音楽センス0女です
相変わらずポエマー全開だけど1割本気、9割ネタだから気にしないでほしい
山田涼介
山田くんの歌声はサクッとした表面と、しっとりと舌の上で蕩けて甘さの広がるマカロンのようでもあるし、スポットライトの光をプリズム効果で自身の輝きへと変化させるダイヤモンドのようでもある。微粒子レベルに削られたダイヤモンドが山田くんの声帯から放たれた空気に混ざり鼓膜を揺らす感じ、そんな最強アイドルボイス。特にメロディから甘ふわなスウィートソングと山田涼介ボイスの親和性といったらたまんない、苺パフェにマカロン刺してチョコソースと生クリームとジャムの化粧を施したみたいに甘い。中島くんが童話の王子様なら山田くんは少女漫画の王子様、容姿だけでなく声帯までこだわり抜いた作りに神様の気合いを感じるよね
◾Chau#(シングル『Chau#/我I Need You』収録)
「僕じゃない恋には もう出逢わないで」
・このパートを初めて聴いた時の衝撃といったらもう...。そうだよ、アイドルってこういう事だよと深く頷いてしまった。"ジャニーズらしい"と言うより"アイドルらしい"歌声だと思う、アイドルとして生きる為にこの声帯を授けられたとしか思えない。パステルピンクの空気と光り輝くラメが視界に広がる歌声
◾White Love(シングル『White Love』収録)
「たったひとつだけ願いが叶うのならば君が欲しいよ」
・ティーンの王子様山田涼介の真骨頂って感じ。歌声からいい匂いがするよね。キラキラしたメロディと甘いマカロンボイスの親和性、こんなど直球に完璧なアイドルソングが完成して関係者も気持ちよかっただろうなと思う。もっと流行って。本人はオラオラ男らしくしたい人なんだろうけど山田くんの王子様ボイスはなんか儚げで「趣味:バルコニーに来る小鳥と会話」みたいなタイプの王子様っぽさがある、そこがいい。オタクは儚げな男が好き
◾Candle(アルバム『smart』収録)
「綺麗だよ、おめでとう…」
・あんな美しい顔面で家事も得意で歌もダンスもOKおまけにちょっとお茶目な一面もあるとなれば百戦錬磨なモテ男確定なのに何故こんなにも悲恋ソングが似合うのか。smart(DVD)のこのパートはスポットライトに映えるスパンコール増し増し衣装も相まって宝石の擬人化かと思った
◾Puppy Boo(アルバム『JUMPing CAR』収録)
「ぐしゃぐしゃ髪で驚く顔がほんと可愛いな」
・キミが可愛い
◾Oh! my darling(シングル『Lucky-Unlucky/Oh! my darling』収録)
「I got it,Wai-Wai tonight ご機嫌はいかが?素顔のまま一緒に何度も会いたいくらい 誘うよForever 居ても立っても居られない」
・この曲本当に大好き。山田くんはしっとりバラードやかっこいい曲の方が好きだろうし、そういう曲でも勿論素敵な歌声だなと思うんだけど私はやっぱりアイドルという言葉の権化みたいなこの甘く煌めくポップソングにがっちりハマるスウィートボイスが好き。語尾の母音にハートマークが付くような甘さと、包み込むような柔らかさの歌声を聴くと夢の世界にいるような浮遊した気持ちになる。メンバーの年齢が上がってきてかっこいい曲が増えているけど定期的にチェイサー感覚でキュートなアイドルソングを出してほしい、この歌声を聴く為に。
MVの感想言うタイミング逃したからここで言うけど、メイキングでカメラマンさんの背が高いのかずっと上目遣いな山田くんが可愛すぎて元気出ました。ありがとう長身カメラマンさん
◾ウィークエンダー(シングル『ウィークエンダー/明日へのYELL』収録)
「君にやっと辿りついたスウィートアンサー」
・アンサー(ウィスパー)を聞きたいが為に現場行きを決意したのでやっぱりこれは入れないとな、と思った
知念侑李
知念くんはデビュー時の澄んだソプラノエンジェルボイスと現在の高音も低音も使いこなせる歌声との変化が大きいけど、どちらも芯の強さというか自分の魅せ方を理解した自信のようなものを感じて好きだ。やっぱりアイドルが好きで理想のアイドル像をしっかり持った人なんだなと思う。ダンスを注目される事が多いからか歌唱面へ焦点を当てられる事があまりない気がするけど、歌上手だよね。リズム感がいいから聴いててすごく気持ちのいい歌い方をする印象
生まれてから可愛いと言われなかった年は無い、デビュー当時の写真を見て可愛いねぇと言われても「年とってもっとカワイくなるとを思わなかったですね」なんてさらっと言えちゃうカワイイの申し子知念くんだけれど、個人的に知念くんは歌声も顔もパフォーマンスもかっこいい派なんで今後TV披露曲でもゴリゴリにかっこいいパート歌ってお茶の間をギャップのときめきで包んでほしい
◾Never Let You Go(シングル『Fantastic Time』収録)
「誰が何を言ったとこで変わりはしないぜ既にその瞳は恋に堕ちてDrive me crazy Yes,I'm an Actor 君はActress Turn it up,Music」
・知念くんはこういうのが求められてるんだろうなって部分を理解して可愛いもかっこいいも演じ分けながら堂々と歌っている感じが聴いてて爽快。メンバーからもファンからも可愛い可愛いと言われてる知念くんがこの低音ゴリゴリパート歌ってるのすごくテンション上がる
◾BANGER NIGHT(アルバム『SENSE or LOVE』収録)
「迷わず叩き潰すBanger night」
・Hey! Say! KAWAII JUMPのKAWAII代表取締役知念侑李さんによる男気溢れる「バンガァッナイッ」が本当に痺れる。しかしこれは普段の「可愛いとは僕のための言葉」みたいな顔した知念くんを愛でているオタクにしか伝わらない気もする。私が団扇持つタイプのティーンオタク(知念担)だったら「叩き潰して♡」という団扇持ってコンサート行ってた
◾Eve(シングル『真剣SUNSHINE』収録)
「いつまでも子供じゃないよって振り払った痛みが残ってる」
・ポップでハッピーでちょっとおバカな青春コミックソング真剣SUNSHINE・We are 男の子!*1と並べてこの曲を持ってくるセンス。イントロ1秒からStory(AI)並みの王道バラード曲で歌い出しが知念くんなの新鮮。歌って歌詞に意識を集中しなくてもなんとなくで聴けるけど、このパートは詩の朗読を聴いている時のように一つ一つの言葉をしっかりすくい上げながら聴いてしまう魅力があり曲の世界に引き込むのが上手いなと思う。あと知念くんに「いつまでも子供じゃないよ」って言わせたいよねわかる
◾H.our Time(アルバム『Hey!Say!JUMP 2007-2017 I/O』収録)
「僕たちの夢には 幸せが隠れてる」
・爽やかで優しくて少し胸が締め付けられるような風が吹く、そんな歌声。若さ漲る歌声で風を切っていた少年が風を自由に操る青年へと成長を遂げてる
◾女王蜂(アルバム『SENSE or LOVE』収録)
「こんなにしといて…」
・背徳感を感じたい時に聴く
◾Last Dance(シングル『Lucky-Unlucky/Oh! my darling』初回1収録)
「惹かれ合ってたGravity 満ちては欠けたReality 色褪せた光の中で」
・知念くんのダンスは孤独を感じるというか人ならざる精霊みたいな神秘性があると常々思っているのだけど、このパートも同じものを感じた。触れてはいけない、触れようとしてもすり抜けてしまう幻想みたいな雰囲気。人間なんかが手を伸ばしてはいけない神聖さがある。世界観を作るのが上手い人だよね、歌もダンスも自分のものにしてその空間へとグッと引き込む。思わず息を呑んでしまう歌声だなと思った。ラストの低音が珍しくてドキッとする
◾Ultra Music Power(シングル『Ultra Music Power』収録)
「風を切れ」
◾Rock U Baby!(シングル『White Love』初回2収録)
「わかんだろBaby?」
・成長っていいよねという話です
中島裕翔
中島くんはメンバーカラーよろしく水色の歌声をしていると思う。真夏の海みたいなギラつく水色より、からりとした秋の高い空みたいな澄み切った水色。それにパールの輝きが混じっているイメージ。極上の透明感と品の良さに心が洗われるような気持ちになる
私は中島くんの少年みたいにど直球ストレートで濁りのない歌声も爽快で好きだったけど、SENSE or LOVEから歌声に色気を纏い始めたというか声の表情が豊かになっていてすごくワクワクした。透明感と品はしっかり残したまま色の乗った声は強い。年長メンバーが30歳になり今後どんどん大人っぽい楽曲が増えていくだろうけど、その中で中島くんの歌声は大きな武器になると思うから未来が楽しみ~!
◾明日へのYELL(シングル『ウィークエンダー/明日へのYELL』収録)
「ああ心の底からただ熱くなりたくて泣いたり笑ったりYeah」
・KING OF 透明感。初めてJUMPを知ったのがsmartのDVDなのでこの曲もその時知ったのだけど声の透明感に驚いた記憶がある。水球ヤンキースの時期だから金髪でちょっとワイルドな、なんというか「プレイボーイな欧州系王子様」的なルックスから放たれる目を細めてしまうほどの輝きを纏った純粋な歌声がなんだか涙腺を刺激した、正直この大サビ聞く度に泣きそうになる。人の心を打つ歌声って声量がどうとかビブラートがどうとかじゃないんだよ...。爽やかで瑞々しい、水飛沫が太陽の光を反射させて輝く瞬間のような青春の煌めきと切なさを詰め込んだ歌声がメロディとマッチしていて好き。というかこの曲もっと流行っていいと思う、いい曲だよね
◾White Love(シングル『White Love』収録)
「心に咲いた花を」
・みんな好きでしょ、私も好き。心に咲いた花もこんなにエレガント且つ爽やかに歌い上げられて誇らしいと思う
◾We Believe(アルバム『SENSE or LOVE』収録)
「ほら放たれた光は雲を破り僕らを呼んでるようさ未来へWhy don't you come with us?」
・メロディの雰囲気が違うのもあるけど、今までスッと真っ直ぐに伸びていた歌声から爽やかさの中に憂いを帯びた歌声になった気がした
◾女王蜂(アルバム『SENSE or LOVE』収録)
「愛とか恋とか要らないわ鍍金剥がせば ただの欲望」
・「めぇっきぃ」がどうしようもなく好き
◾Last Dance(シングル『Lucky-Unlucky/Oh! my darling』初回1収録)
「Tic Tac 胸を刻むリズムは 引き裂くほど君呼び覚ますZig Zag 彷徨う夜の果て I don't know where you are」
・愛だけがすべて-What do you want?-の特典ムービーで「自分はお洒落に歌えないから...」と言っていた中島くんだけど、この歌い方すごくお洒落だと思った。しかし流石メンノンモデルはお洒落のハードルが高い。でもきっとそういう葛藤があって自分なりに研究した結果に生まれたものなんだろうね、知らんけど。最後の「are」が好き
◾Waiting for the rain(アルバム『SENSE or LOVE』初回盤収録)
「It's so cold rain 静寂のAir 引き立たて」
・SENSE or LOVEを聴いて歌い方が変わったなと思ったのがこのソロ曲。中島くんらしい品と透明感はしっかり残したまま凄く声が色っぽくなってない?どういう仕組み?中島くん努力家な上にオタク気質だから自分の納得するところまで妥協しないだろうし、多分このまま右肩上がりの成長をしていくんだろうなと思って未来が楽しみ、サンキューアイドル生きる希望
岡本くんの歌声は甘いのに渋味があるハスキーボイスでお洒落な声だなぁと思う。アルコールの似合う声。というか歌声だけでなく顔もスタイルもお洒落だよね、本人のセンスも勿論良いんだけどそもそも素材がお洒落だからふとした瞬間もスタイリッシュな感じがする、容姿も歌声も。私は担当の歌声が一番好きということは揺るがないのだけど、その次に好きなのはダントツで岡本くんの歌声なんで色々な事を吸収して帰ってくるのが本当に楽しみ。ロック調の曲が似合うけど、ジャズ系の音に乗っても幼すぎず渋すぎずいい塩梅を保ちながらモダンでスタイリッシュな雰囲気になる声質は強みだと思うし、単純に私が好きだから彼のセンター曲が早く聴きたい
デビュー当時のHey!Say!7の歌声がまだ聞き分けられなかった時、ガンバレッツゴー!の「流れる汗は裏切らない」が好きで繰り返し聴いてたんだけどアレが岡本くんだという事に後から気付いて驚いた。昔から素敵な声なんだな...
◾パーリーモンスター(シングル『真剣SUNSHINE』初回1収録)
「So c’mon turn around &turn around &upside down You gotta shake ya body. shake ya body,shake it now Now let me hear you scream just a little louder Cuz this is how we do it,party like a monster」
・最後の「do it,party like a monster」がかっこよすぎて何度聴いても新鮮にテンション上がる。岡本くんの声ってドライなのに少し粘りがあるというか、まさに海外ロックバンド系の声だなと改めて思った。なんか邦ロック系とはまた違う。歌い方が好きなアーティストに影響される事はよくあると思うけど(八乙女くんとか顕著だよね)岡本くんはどういうアーティストが好きなんだろう?ドル誌の連載では満遍なく紹介していたイメージ、ルーツを知りたくなる魅力的な歌声
◾What A Feeling(シングル『Fantastic Time』収録)
「この先へとRunning 時計はTic Toc 秒針さえJumping ここからMake it hot Speed up,Go faster 時の中をCruise 躊躇わずにStep up,Let it go now,Just move」
・この曲は1番の八乙女くんパートと歌い方が被らないようしにしたと語っていた記憶があるけど、この対比がすごく良くて好き。低音ラップがサビで一気に盛り上がるのを際立たせているよね。ちょっと力んで掠れた声が大好きなので「Speed up,Go faster」が本当に痺れる、最後の抜け方までかっこいい。あとこの曲めっちゃス◯ラーだよね、マイケル好きだから個人的には嬉しいんだけど大丈夫なのかな?と笑う
◾Never Let You Go(シングル『Fantastic Time』収録)
「見つめ合えばフラッシュバックそうLike a デジャヴ」
・月並みなこと感想言うけど、英詞部分の発音かっこいいよね
◾PARTY!!(シングル『OVER THE TOP』収録)
「あげていきなPut your hands up! 面倒な感情にWhat's up? 大胆に笑ってHands up! Put your hands up!」
・自他共の認める根暗陰気女なのにパリピソングが好きなんだけど、好きな曲は大体岡本くんが目立つパートにいるなと気付いた。そしてコンサートで披露されない、なんで?
◾Rock U Baby!(シングル『White Love』初回2収録)
「I wanna be the one 今宵のメサイア」
・瓶ビールが似合う男の風格がある、ハイネケン片手に歌ってほしい
◾Candle(アルバム『smart』収録)
「閉じた瞳の奥には」
・非オタに無理やりsmartを見せていた時それまで画面へ一切興味を示さずスマホを触っていたのに、このパートを聞いた瞬間顔を上げ「今のいい声だね」と一言呟いたのが印象的だった。これはCDよりsmart(DVD)の歌声の方が力が入っていて好き、甘くてロマンチックなメロディにちょっとワイルドな歌声が映える。絶妙なスパイスだと思う
◾Traffic Jam(シングル『Give Me Love』収録)
「Uh... In a Traffic Jam」
・個人的に岡本くんは低音ラップ系がバチっとハマるイメージだったのだけど、このパートを聴いて己の視野偏狭さを痛感した。高音凄く綺麗、耳にキンっとせず柔らかさと色気があってかっこいいよね。詳しく知らないけど今発声とかも勉強しているのかな?岡本くんが高音フェイク要員になったら新しいJUMPの形が見えて面白いだろうな~!とワクワクしちゃう
有岡大貴
有岡くんはスッと心に馴染む歌声をしているなと思う。薮くんがインタビューで有岡くんの声を「純粋無垢」「素直」「聴くと水の上に浮いてるような気分になる」と言っていた時、確かにその通りだと頷いた。幼児の歌声を聴いた時のように純粋さ故に強いエネルギーを放つと言うよりかはセピアがかった優しい光りみたいな、暖かくて少し切なさを含んでるイメージがある
可愛らしさも色っぽさも共存させたスモーキーボイスは王道アイドルソングに乗ると甘く爽やかなオレンジムースのようだし、EDMのようにお洒落なサウンドに乗るとピリッとした刺激の後に少し甘さが残るジンジャエールみたいでいい。今時なのにどこか懐かしさのある歌声が魅力的だな~!と思ってる
◾Chau#(シングル『Chau#/我I Need You』収録)
「君との出会いに セレブレイト」
・爽やか甘ふわ包み込むようなアイドルボイス、ニッポンの誇りアイドル。
◾Puppy Boo(アルバム『JUMPing CAR』収録)
「がんばり屋なのはYes,I know 口にしないけど」
・有岡くんの声って高音でもキンキンしないから語尾が上がる曲調でも優しく暖かい印象になるよね
◾秋、晴れ。僕に風が吹いた。(シングル『キミアトラクション』初回2収録)
「ため息ついてふと覗いた窓に映った僕は知らない人に見えた」
・この柔らかい切なさを含む声と「僕」という一人称の親和性、青春純文学を音にしたらこういう音だと思う。有岡くんは元気なキャラクターと明るい笑顔で太陽の日差しみたいな人だけど、ギラギラと眩しい夏の日差しより春や秋のやわらかい陽だまりのイメージなので穏やかな曲調が似合う
◾Last Dance(シングル『Lucky-Unlucky/Oh! my darling』初回1収録)
「空を見ていた星と星をつなぐLine 離れ離れだけどまるでそばにいるみたい触れることはない朝になればもういないTell me where you are」
・初めて聴いた時「そうだよ!有岡くんのこういう声が聴きたかったんだよ!」と撃ち抜かれこの曲ばかり聴いていた、オシャレでかっこいいけど気取ってない声がいい。ソロ曲Bubble GumでポストEDM的な曲調とやわらかい声質がマッチしていてとても心地よかったので期待していたんだけど、聴けば聴くほどもっとこういう曲を歌って欲しいなと思う。音楽の趣味が(も)オシャレな人だから自己プロデュースソングに期待しちゃう
◾Bubble Gum(アルバム『SENSE or LOVE』初回盤収録)
「Let's get poppin' 誰にもなれない真似できない持ち味でぎゅっと包み込んだ心にトキメキをYour smile,your smile fills me up So happy I could pop…」
・元々落ち着いたタイプのEDMが好きだからドストライクだった。モダンなのになんか懐かしい、記憶の中のおもちゃ箱を広げて胸を高鳴らせる瞬間のようなそんな曲
個人的にはThe Chainsmokers & Coldplay のSomething Just Like Thisを聴いた時のトキメキに近い感情を抱いた、大人だからこそ持つ少年の心みたいな。初回盤だけに収録というのが本当に勿体無い、ファンじゃない方にもたくさん聴いてほしい
余談だけどSomething Just Like This凄く有岡くんに似合う、MVも歌詞も。
あと初見(聴?)時にテンション上がりすぎて「有岡くんにBorgeous&MortenのCoffee Can Moneyを歌ってほしい」と呟いたらBorgeous本人からいいね来て笑った。名前自動抽出なんで本人はこのツイート読んでないんだろうけど是非とも見つかってほしい。素敵な声だもん
伊野尾慧
伊野尾くんの歌声はキャッチーでコミカルな雰囲気だから明るいメロディに乗ると一気に雰囲気が華やぐし、聴いてると楽しくなってつい笑顔になっちゃう。かと思えば切ないメロディに乗った伊野尾くんの声は胸を締め付けるような寂しさに包まれてる、この寂しさは満ち足りないというニュアンスじゃなくて侘び寂び的なニュアンス
決して派手なストーリーではないけど自然と涙が出てしまうミニシアター系フィルムみたいな、じんわり心に滲む暖かさと寂しさ。わかります?わからない?私も何言ってるかわからないけど、この感情を的確な言葉に当て嵌めるのは勿体ないんじゃないかなって思うからこれが正解。素直な歌声だと思う、伊野尾くんの感情が素直に出てる歌声じゃなくて聴き手側が素直に受け止められる歌声
◾Chau#(シングル『Chau#/我I Need You』収録)
「ポップでハッピーなふたり」
◾我I Need You(シングル『Chau#/我I Need You』収録)
「その唇奪っちゃっていいですか?」
◾真剣SUNSHINE(シングル『真剣SUNSHINE』収録)
・こういうコミックソング歌わせたら右に出るもの居なくない?!ってくらいがっちりハマるよね。「ポップでハッピーなふたり」の「なァ↑」とか「My Sweet Honey Honey 唯一無二」の「ハァ↑」とか一瞬裏返るような声が元々のポップな声質をさらに陽気にさせていて好き。曲に合わせて声をデフォルメしている感じ
◾ペットショップラブモーション(アルバム『JUMPing CAR』初回2収録)
「にゃあなんでにゃーいてるの?にゃあよくわからにゃいけど泣き止むまでダメ離さない」
・ユニット曲に定評のある伊野尾先生による代表作。伊野尾先生の「オタクはこういうでキャーキャー言うんだろ?」という俯瞰的視点を微塵も隠さない堂々とした歌い上げにスタンディングオベーション。「猫は人間を翻弄する、そこがたまんない」とよく猫飼いさんが言うけど、まさしくその心情。骨の髄まで翻弄して
◾秋、晴れ。僕に風が吹いた。(シングル『キミアトラクション』初回2収録)
「何気なく今歩き出したこの小さな一歩が」
・歌声のからりとした切なさが晴れた秋の日みたいで凄く曲とマッチしてるよね。「歩き出した」の頭の「あ」が話し声のようなナチュラルな音で日常に混ざる感じがして好き、曲の世界観を広げてるなぁと思う
◾スルー(シングル『Chau#/我I Need You』収録)
「この世界も気付いていない」
・語尾が上がるというか裏返ってるのは計算ではないのかもしれないけど、この感じが大層好き。伊野尾くん母音が震える印象があって、それがなんだか泣きそうな声に聞こえて(そんな事はないんだろうけど)切なさを感じるんだろうか
◾KISS Diary(アルバム『DEAR.』収録)
「ハッピーエンドの映画を観たってココロが晴れないそんな日」
・淡々としたメロディと少し冷めた歌詞、伊野尾くんの歌声に感じる寂しさと親和性が高くていい。ぽつんとした光りみたいな雰囲気
◾COSMIC☆HUMAN(シングル『COSMIC☆HUMAN』収録)
「笑顔が似合う君が一番好きだから」
・このパートが沁みるのは歌声もそうなんだけど、2015年辺りから伊野尾革命と言われ数多のジャニオタも非ジャニオタも撃ち落としてきた伊野尾くんが2018年発売のこの曲で「ジャニーズになって憧れだった落ちサビでグループの真ん中から出てきて歌うっていうのをようやく実現できた」と発言した背景も含めて美しいなと思う。この伊野尾くんの優しい語尾の伸ばし方は優雅で静かな月下美人の開花を彷彿とさせる、綺麗だな...
髙木雄也
髙木くんの歌声はファンもメンバーも認めるセクシーなベルベットボイスで聴く度にドキッとする。髙木くんの発した歌声が目に見えるなら上品な艶を持つシルク糸で出来ていそうでもあるし、柔らかく繊細に心を絡め取る蜘蛛の糸みたいでもある、そんなイメージ。凄くバラードが似合う、切ないメロディのラブソングでも背伸びしました感がない。JUMPは可愛らしい声が多いからバラード曲は髙木くんの歌声でグッと締まるよね
これ私が勝手に感じてることなんで伝わらない気がするけど90年代後期~00年代初頭の月9テーマソング声だと思う、別に明確な"このアーティストっぽい"がある訳ではないしその時期のドラマもよく知らないんだけど王道ド直球で大人なラブソングが似合うなと思って、なんかあの時期独特の少し湿り気を含んだようあの雰囲気。あと歌声じゃないんだけど歌ってる時の口の形がすごくセクシーだなって思う。よっ!セクシー番長!
◾Mr.Flawless(アルバム『DEAR.』初回2収録)
「Come on baby now 感じなよ極上のスリル」
・ジャニーズ界の峰不二子。この曲の歌い出しを髙木くんにしたの本当に大正解、反論の余地が無い。担当者に是非ボーナスを!みたいな気持ちになるくらい完璧な人選だと思ってる。歌い出しの「か」でもう曲のコンセプトが伝わる。髙木くん歌い方がねっとりしていていいよね、ねっとり・しっとり・あっさり三者三様の色気を纏う歌声聴いててすごく楽しい
◾Eve(シングル『真剣SUNSHINE』収録)
「もうなにもいらない君がいればそれだけでいい受け取ってほしいんだ」
・この歌声初めて聴いた時、CDが売れてた時代の声だ...!と思った。1995年~2005年の香りがする、若い子からすると古臭いって言ってるのか?と怒られそうだけど違うんだ...、アラサー世代からするとあの時代の音楽っていつ聴いても新鮮に胸を揺さぶられるんだ...。王道ラブストーリーの月9主題歌感、カセットやMDウォークマンに入れて聴きたい声。髙木くんの声って甘いんだけどショートケーキ的な甘さじゃなくてラズベリーソースがかかった甘さ控え目のチョコムースとかそういう甘さだよね
◾Last Dance(シングル『Lucky-Unlucky/Oh! my darling』初回1収録)
「月よ照らして 君を見つけたならHold your hand 願うLast dance ただ寄り添い委ねるメロディー I wish I was there」
・青白く輝く月の光りに照らされる湖岸の情景が浮かぶ、湿度が高く木と土の匂いがする。そんな歌声。コンサートで披露するなら絶対白いスポットライトと噴水の演出がほしい。髙木くんの声はピアノの音によく合うよね、綺麗に溶け合い尚且つ伴奏に負けない華がある。派手というより荘厳とか高尚とか、そういったタイプの華やかさを持ってるなと思う。キーが低いとどうしても重苦しくなりがちだけど、繊細で心地いいベルベットボイスが凄く綺麗に響いていてクセになる。この曲大好きだからファンじゃない方にもたくさん聴いてほしいのに初回版にしか入ってなくてもだつく
◾題名の無い物語(アルバム『SENSE or LOVE』初回盤収録)
「待っててね今から会いにゆくおやすみ」
・柔らかい糸で包み込まれるような歌声、寝る前のヒーリングミュージックにしたらいい夢見れそう。切ない曲なんだけど、なんだか暖かい雰囲気なのは歌声に髙木くんの人柄が出てるなと思う。朗らかで人好きで愛される人だよね、優しさが滲んでる
◾ペットショップラブモーション(アルバム『JUMPing CAR』初回2収録)
「わんどーせ俺なんてわん誰も見ちゃあいねーしでも俺じゃダメですか?わんわん」
・犬っていうか雨の中「お前もひとりぼっちなのか...」って言いながら捨て犬を拾う不良とかの方が似合いそうだけど、なんかもう可愛いからどうでもいいです。ありがとうございます。飼います。
八乙女くんは通常時の少し舌ったらずでとろけてしまいそうな綿あめボイスと、ラップ時の暗闇から覗く鏡面みたいにギラッとした歌声のギャップに驚く。歌声の表情が変わるというのはあるが八乙女くんは人格丸ごと変わっているようなイメージがある。演技でよく憑依型と言われている彼だけど歌っている時も色んな人格を憑依してそうな雰囲気、纏う空気すら違うのに全てが自然で不思議。器用な人だと思う
どんな歌い方の時もなんだか良い意味で脆そうな感じがする、触れた先からポロポロと崩れてしまいそうな凄く繊細な糸が複雑に絡み合って出来てるような声。ラップの時は金銀糸、アイドルボイスの時は綿あめみたいなお砂糖の糸そんなイメージ
音源化されてないけどジェントルズが大好きなんでセルフカバーしてほしい。あれオマージュ元(と言っていいのかわかんないが)もかっこいいので是非聴いてください、ガレージロックで青春を駆け抜けた女より。
◾Come Back…?(アルバム『smart』収録)
「降りみ降らずみ行為が恋をより混雑させる言葉の奥に潜むそのトラップ言うべき想い焦る度耽る間に嫌な予感と勘影へ逃げる前に湿気た紙に書き残す「Goodbye」錆びついた鍵をまた器用に昨日に戻すかのようにロック」
・これ初めて聴いた時Hey!Say!JUMPの知識はグループ名が愉快な事と八乙女くんがいるって事しか知らなかったのだけど、こんなかっこいい曲もするんだな~と驚いた。その後この曲の作詞作曲が八乙女くんだと知りさらに驚いた、天才じゃん...。「嫌な予感と勘影へ逃げる前に」の歌声が特に好き、私が来世メンズに生まれたらこういう歌声にしてほしいです神様
◾What A Feeling(シングル『Fantastic Time』収録)
「考えずにLet's go 待ってないでMove 今明日へとTake off 飛び立つのさBoom 始めるならRight now 塗り替えてくTime この場所からStand up,To the top now,Take a ride」
・他に比べるとちょっと可愛めラップ、キャッチーで好き。楽器みたいな声だなと思った、ベースの音と相性がいいよね
◾Rock U Baby!(シングル『White Love』初回2収録)
「ダイヤ、サファイヤ モノ足りないや夜な夜な街にたむろするPlayer」
・中毒性がある、たちの悪いモテ男感が最高
◾UNION(アルバム『JUMPing CAR』初回2収録)
「始まる恥捨てる晩欲のBan下らない志気のVirus 意気のVers 刻み込めSaeady常にこの胸にBeat さらけ出せこの場で今スピンブレイク」
・金銀糸みたいな歌声だなと思ったのがこの曲、金銀糸というかスチールとかそういう感じ。眩く発光するより暗闇でギラッと光るような声。薮くんにサビを託したUNIONだけど三者三様に自分の強みをこれでもかと出しているから最初から最後までメインディッシュだけのフルコースみたいな曲だった
◾KISS Diary(アルバム『DEAR.』収録)
「未来にKISS いつか叶えたい夢を今夜ここで叶えようよ」
・世の汚いものに絶対触れさせたくない神様からの贈り物は大切に保護する義務がある、そんな気持ちにさせられるよね。庇護欲永久機関。綿あめみたいな声だと思った、甘くて柔らかくてふわふわで触ると溶けちゃいそうに繊細。"可愛い"という感情がキャパオーバーするとどうしようもなく胸が締め付けられる"可愛い"の最上級は"切ない"なのかもしれないと考えさせられる歌声。歌詞的にも八乙女くんのエンジェルボイス的にも全身で浄化のシャワーを浴び真っさらな状態で新年を迎えられそうだから年末コンにぴったりな楽曲なのにコンサート未披露で驚く、なんで?
◾Puppy Boo(アルバム『JUMPing CAR』収録)
「あれ? なんにもさ、おかしなことは言ってないけどなぁ」
・人が恋に落ちる時の音って感じ、リア恋無縁の干物オタクも完敗です。
薮宏太
薮くんの何が好きかって気持ち良さそうに歌うところなんだけど、本当に歌うことが楽しいんだろうなって伝わってくる歌声が大好き。初めてコンサートに行った時、薮くんの歌声を聴いて比喩ではなく本当に目の前を星が舞った、現実的な話をするとテンション上がり過ぎて脳に血が回らずブラックアウトしかけてたんだろうけど冷静な判断能力なんて持ち合わせていないから、きっと薮くんは魔法使いなんだと思った
高音も低音も一瞬「これ本当に薮くん?」と思うようなキーを涼しい顔して響かせる、9人という大所帯グループでソロフェイクも人数に負けない存在感を放つ、歌声も歌う姿も綺麗だなと毎度惚けてしまう。担当の欲目だというのはわかるけど、ここは私のブログなんで好きに書きます
私は新規なので過去のことはリアルタイムでは知らないけど、どの時代も変わらず美しいし変わらず好きだ
少年の声というか声変わり中の声が大好きだから青い衣装で2 of Us を歌う薮くんがすごく好き、期間限定とかに弱い。あの歌声は多分ジャニーさんもたまらなかっただろうなと思う、なんか少年の刹那的な輝きみたいの好きそうなじゃない?知らんけど。勝手にシンパシー感じてる。ジャニーさんに「一番気に入ってる薮くんの歌声」を答えてほしいから、どうか元気になってほしい*2
ただ結果論として薮くんが現在も素敵な歌声を響かせているからいいとして、声変わり中に無理して喉を酷使すると後々に影響する可能性もあるから事務所は成長期の少年を預かっている自覚を持ってマネジメントしていってくれ...という気持ちもある。滝沢社長よろしくお願いします
今年の4月にあった主演ミュージカルハルのインタビューで「好きなんです、僕、歌が。歌うことが好き。」と言っていた。ファンが勝手に求めている行動をアイドル本人が好きだと言ってくれるなんて、こんな幸せな事はないなと嬉しかった。ちゃんと丁寧に聴きたいなって背筋が伸びる
◾Tasty U(アルバム『DEAR.』収録)
「壊れてしまいそうな指先マニュキアが漂わす甘い香り」
・「香り」のクセの強さも勿論好きなんだけど、指先の後に入るブレス音が凄く好き。なんか艶がある
◾Good Life(シングル『White Love』収録)
「一度覚悟決めよう夢を語る過去をClose」
・ツイッターで薮担の方がしていた"薮宏太ソロパート大賞"にて、このパートへ「口ずさんだら難しかった、薮くんにしか歌えない」という投票コメントがついていたのがなんか可愛くって聴く度に思い出す。難しいよね、これを涼しげに歌うのだからまた好きになる。何度だって好きの扉が開く
◾TO THE GALAXY(アルバム『SENSE or LOVE』収録)
「息もつけぬようなSpeedで 駆け抜けろ 君のままで導かれる未来まで」
・チェストボイスとミドルボイスの流れるようなメロディ、薮くんの生み出す空気振動は本当に美しいよ...。声の切り替えが色っぽくて聴いてるとこのパートでつい音量を下げてしまう、本当は大音量で聴きたいのに私の中の生娘の部分が色気の圧に耐えられない、薮くんのセクシー大魔神!好き!コンサート行ってソロ曲より何故かこの曲のフェイクで泣いた
◾Swinging days(アルバム『SENSE or LOVE』収録)
「若葉の時代駆け抜けた僕らも…」「輝ける」
・ソロパートにたっぷり間奏挟んでいるところが好きなんだけど時間の都合上省いた。瑞々しくて力強い、目に見えない音へ命を宿らせるような声。間奏の「くるぞ...くるぞ...」と言わんばかりの音から薮くんの力強い歌声がたまんない。歌詞カードで誰のパートかわかるようになるのも嬉しいけど、この曲みたいに「えっ、ここも薮くんパートなの?!」という予想外の喜びに出会えるからこのままでいいかな、とも思う
◾Mr.Flawless(アルバム『DEAR.』初回2収録)
「Cause I'm Mr.Flawless」
・こんなに気持ち良さそうに歌われたらもう感情の答えは好きしかないじゃん?好き以外の語句が脳から逃げ出す。この歌声が好きすぎるから、いつでも聴けるようにトリミングしてスマホに入れ仕事中お手洗い行くふりして聴いてた、歌声で心を落ち着かせていた。ストレスでBMI14まで落ちてズタボロだった私の命を繋いでくれた歌声だよ...、その節は本当にお世話になりました。いつまでアイドルを好きでいるかはわからないけど、きっとこの歌声は一生好き
◾スルー(シングル『Chau#/我I Need You』収録)
「誰も知らない知らなくていい」
・語尾の揺れが切なくていい、芸術。
◾H.our Time(アルバム『Hey!Say!JUMP 2007-2017 I/O』収録)
「ただそこにいるだけの人自分だけの暗い世界からただ傍にいてくれる人進む意味教えてくれたね」
・語りかけるような優しい歌声、この短い10秒間に物語りが存在してる。素敵な本に出会った時、手に収まる小さな文庫本の中で自分と交わることのない別世界が広がっていて胸が高鳴る、あの瞬間のときめきと重なる声だと思う。指に伝わる文庫本用紙の感触とクリーム色の紙に浮かぶ明朝体の文字が似合う歌声だよね。何かを提供する人というのは一方的でも成り立つけど"ただ傍にいてくれる人"というのはしっかりと信頼関係が築かれた間柄でないと成り立たない、その説得力が穏やかで凛とした声色から伝わってくる
◾流星の詩(アルバム『SENSE or LOVE』初回盤収録)
「どんなに離れていても「会いたい」と囁いた 彗星の願い夢の中でも逢いたくて溢れるこの気持ち夜空に捧ぐ祈りだけ風に乗せてそっと叶うように」
・薮担は薮くんに対してドラマやバラエティよりとにかく歌声を聴かせてほしいと望んでいる方が多いイメージなんだけど、その期待を背負い満を持して現れたソロ曲。この空気に溶けてしまいたいと思うような心地の良いバラードに身を任せていたら、落ちサビから怒涛の薮宏太でびっくりした。メインもハモリもフェイクも薮宏太、畳み掛けるように薮宏太。こんな贅沢していいんですか...?聴き終わった後に私の命絶えたりしない?と怖くなり一旦再生止めた
真夏に発売されたアルバムだけど、歌声の雰囲気は冬だなと思った。頬を撫でる空気がピリッとしていて、どこまでも澄んだ星空が似合う。以前雑誌の企画で「メンバーをスイーツに例えると?」という質問に八乙女くんが「薮は濃厚で甘い生チョコタルト」と答えていたけど、個人的に抱いている薮くんの歌声の印象がまさにそれ。甘くて溶けそうで、濃厚。ほんの少しだけブランデーが香る、そんなイメージ
歌声が安定してる+ソロパートがしっかり有るので最近の曲で纏めたけどJUMPはデビュー年齢若いから声の変化が大きくて聴き比べるのも楽しいよね
人数が多い分1人1人のソロパートはどうしても短くなってしまうけど、パートが限られているからこそ「この歌詞をこのメンバーに歌わせたの正解~!」って感じでがっちりハマった時の楽しさもあっていいなと思う
9人9色素敵な歌声を持つHey!Say!JUMPのコンサートDVD・Blu-ray「SENSE or LOVE」が今週水曜7月24日に発売されるのでとても楽しみ。来月8月21日には新曲「ファンファーレ!」も発売される
どちらも岡本くんが留学中で不在なのは凄く寂しいけど、きっと帰ってきた時は以前よりもっと素敵な歌声を聞けると思うから未来が楽しみ。彼のソロ曲も早く聴きたい
これからもJUMPの歌声でたくさんワクワクしたい、楽しみだなぁ。
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薮担による八乙女光くんの話
【平凡ブルータス★発売中】立ち居振舞いも、ちょっと喋る言葉も、しみじみとしている八乙女光。パン食い競争の場面でもそれは変わらない。しみじみと、何を急ぐわけでもなく、ほっそりとした身体で、そこにいる。しみじみと、暖かい心の、実はとても美男子な八乙女光。
— BRUTUS (@BRUTUS_mag) 2017年2月26日
■追記 やぶひかについて。
私はファンになってまだ3年目のペーペー新規なのでこの二人に思い入れというものは特にないんだけど、単純にコンビとしてバランスが良くて好き。
まず容姿の対比がいい、面長と丸顔・猫目平行眉とタレ目釣り眉・鼻筋が長めと短め、彼らが漫画の登場人物ならキャラデザが被らないようにしっかり考えられてるな〜と感心しちゃう。それでいて作画は同一作者な雰囲気はあるから凄い。
内面も含め対比がしっかりしているからビジネスパートナーとして凸凹を補い合い良い関係を築いているんだろうな、と思う。
私は担当至上主義だから薮くんは常に褒め称えられていてほしいタイプなんだけど、薮くんのファンにとって嬉しい言葉をくれるのは八乙女くんな事が多い。
アルバムJUMPing CARのユニットUNIONの話をすると、9人という大所帯グループではどうしても歌割りが細かく刻まれてしまうから、3人編成の少人数ユニットは自分が目立てるチャンスなのに「薮を歌わせたい」とサビを全て薮くんに託した事は衝撃的だった。
私はアルバム発売時まだHey!Say!JUMPを知らなかったので当時の状況を文字でしか知らないし、その文字もファンのバイアスが少なからずかかっているので背景はよくわからないけど、八乙女くんは薮くんに歌っていてほしいんだろうなと勝手に思った。
10年以上コンビ括りで活動していても、右も左もわからない状態で地方から出てきた自分に色々と示唆してくれていた相手というのはやっぱり先輩という刷り込みが抜けないのかな。いやまぁ、何年経っても先輩は先輩なんだけど。
たまにファンの私から見ても八乙女くんによる薮くん評で「それは流石に盲信では?」という発言が出るからびっくりする。八乙女くんから見た薮くんはドジっ子というか手先が不器用で天然なところは有っても博識で頭が良くて仕事は完璧な男なんだろうな。自他共に認めるシンメがそう言ってくれるならファンとしては手放しで薮くんを崇められるからありがたいんだけど、その純粋さがたまに怖かったりもする。
そして薮くんも、たった1歳年下の成人男性に対して心配性すぎでは?ってくらい過保護な発言をするから驚く。八乙女くんに庇護欲が湧くのはわかるんだけど、それは分厚く自分に都合がいいようにフィルターをかけたオタクだから生まれる感情であって20代後半の男性、しかも世間一般よりずっと早く大人の世界へ入り社会の荒波に揉まれてきた人間に対して湧く感情として正しいのか?いや、薮くんがそう言うなら正しいんだけど...と混乱してしまう。
以前雑誌で八乙女くんが酔っ払って夜中に有岡くんへ着信を入れた話題に対し、薮くんが「もし自分に連絡が来たらなんか事故にあったとか、変な事件に巻き込まれたんじゃないかって心配になる」と言っていて流石にそれは心配しすぎでは?八乙女くんってそんな危なっかしいの?と動揺していたら髙木くんが「心配性すぎじゃね?」と読み手の気持ちを代弁してくれていた、ありがとう髙木くん。
八乙女くんから見た薮くんが何年経っても前を歩く先輩であるように、薮くんから見た八乙女くんはずっと手を差し伸べるべき後輩なんだろうな。勿論苦楽を共にした相方でもあるんだろうけど、もっと根本的な部分で。
余談だけど薮くんが「(光のことなら)ラジコンみたいに感情まで操れるかもしれないよ。」と言ったのは、それを受け流す八乙女くんも含めてなんかちょっと怖い。私は他人にそこまで信頼を寄せれない。
過去を引きずっているわけではないんだけど、多感な時期に受けた印象が抜けずに30歳手前まできているのを見るとその純粋さへエモーショナルを感じると同時に、あの小さな身体にどれだけの重圧がかかっていたんだろうと考えてしまう。アイドルでいてくれて本当にありがとう...。
私がJUMPにハマった当初はまだコンビ括りに気恥ずかしさというか気まずさというか、そういったものを出していた二人がここ2年くらいでコンビ売りへ積極的になっているように感じる。
サシメシ辺りからだろうか、サシメシエピソードは薮くんが八乙女くんに対して「(友達が少ないなら)俺が友達になってやるよ!」と言った話が好き。薮くんって明朗な人だなと思った。 やぶひかは仲良くはしゃいでいるのも可愛いけど、ガチガチにかっこいいパフォーマンスをしてほしい派なので今後期待したい。
ツイッターで何度か言ったけど不敵な笑みを浮かべる薮くんとクールな表情の八乙女くんという図が好き、強そう。
最近の扱いはちょっと(?)抜けてる年長者ポジションだけど、二人には物語の中盤でパーティを離脱したけどラスボス戦でピンチになった時に颯爽と現れ仲間の士気を上げる強キャラみたいな雰囲気でいてほしいんですよ...、JUMP WORLD 2012のTimeで花道闊歩する二人の姿が本当に強そうでかっこよくて気分を高めたい時によく見ている。満タンのHPも一撃で0にしてくる感じがあるよね、2019年はそんな二人を待ってます。
だって二人揃うとあんなにかっこいいのだから能ある鷹に爪を隠させるのは勿体無いじゃん...。
正反対な雰囲気の二人だけど直線の端と端ではなくて円の中の対極というか、太陽と月というか、お互いにバトンを渡しあっているような、繋がりを感じる対極の二人が好き。
追記が思った以上に長くなってしまった、私の短所は話が長いくせにオチがないところです。
薮宏太くんというガブリエルに出会った
アラサーに足を踏み入れた2015年冬、それまで無縁だったジャニーズアイドルという楽園で薮宏太くんというガブリエルを見つけてしまった人間の話です。初心を忘れないうちに書き綴っておこうと思っただけの備忘録なので何ら面白い話ではないのですが、社会人になってからハマるアイドルは最高なので趣味がなくて日々の刺激や癒しが足りないと感じている老若男女の皆様は、是非軽い気持ちでジャニーズのDVDを手にとってほしい。
私がHey!Say!JUMPを知ったのは2015年12月某日、人の金で美味しいビールをたくさん飲んでなんだかとっても世界が楽しいものに見えていた夜。
「こんなに気分のいい夜は、きっともっと楽しいものに出会える気がする」と千鳥足で最寄駅近くのツタヤへ向かい何か楽しいものは無いだろうかと物色していた時、ふと目に止まったアイドルDVDコーナー。この時、私の頭の中では「ジャニーズのDVD持ってるって言ったら話のネタになるよな…」ということだった。今思うとすごく失礼な話だけど、当時ジャニーズは「なんか愉快な衣装を着て宙を飛んだり船に乗って旗を振るシュールな面白集団」くらいのイメージだった。この船に乗ってるというのは完全にKAT-TUNの影響なんですが、アラサー女は中高生時代にごくせんや修二と彰がめちゃくちゃ流行ってたのでジャニーズ=KAT-TUNみたいなイメージありませんでした?私の周りだけ?
まぁそんなこんなでジャニーズのDVD買ってみよ!と思い立った訳ですが、どうせならとびっきり面白いジャニーズがいいな、飲みの場で名前出しただけで一笑いとれるような…と考えて候補に上がったのがHey!Say!JUMPとSexyZoneの二強。グループ名が愉快すぎる。この時なんでHey!Say!JUMPを選んだのかは覚えてないけど、多分この数日前に有線でかかってたキミアトラクションの「君がNo.1」で「ゲシュタルト崩壊の人体実験みたい」と大爆笑していたからだと思う。今じゃ薮くんが「君がNo.1」と言う度に「んんん~~~~~薮くんがNo.1だよ~~~♡♡♡」と初孫にデレデレな祖父みたいな反応しちゃうんだから人間とは不思議なものです
そうして手に入れた「Hey!Say!JUMP LIVE TOUR 2014 smart」を大事に抱え千鳥足で帰り「一体どんな愉快なエンターテインメントが繰り広げられるんだ…!」とウキウキでデッキへ入れた
当時私はHey!Say!JUMPについて「八乙女光くんがいる」という事しか知らなかった。1話だけ金田一を見たことあったが「今の金田一は三代目 J Soul Brothersなのか」と思っていた。あんなにジャニーズ顔のお手本である山田涼介を何故かLDH所属だと勘違いしていた。言い訳させてもらうと山田くんの顔面ってLove,Dream,Happinessの凝縮って感じしません?
テレビを見ないので伊野尾革命真っ只中だったにも関わらず「Hey!Say!JUMP=八乙女光」だった。アイドル八乙女光って名前のインパクトが強すぎる。私がアイドル物乙女ゲームの企画者だったら「八乙女光より最高のアイドルネーム作れないよ…」って項垂れちゃう、そのくらいアイドルとして100点満点の名前だと思う
あと中学時代に友人が山下翔央くん好きだったから布教されてたんだけど、翔央くん太陽くん八乙女くんの顔と名前は一致してるのに薮くんは名前しか知らなかった。少クラとか録画して友人に渡してたのに…。あんなにど真ん中で歌ってるのに知らなかったのすごくない?うちのテレビだけマルチアングルだったのかな?ってレベル
初めてちゃんと観るジャニーズのコンサート(DVD)にワクワクしていたらポップアップでの登場→割れんばかりの歓声で「そうそうこれだよ!求めていたのは!」と初っ端からテンションが最高潮に達した。黄色い歓声に混ざる断末魔のような叫び声パッションが漲っていていいよね、私はRolling Stonesが好きなんですが昔の映像を見ると叫んだ後に失神して運ばれるファンとかいたから少し心配にはなるけど魂ぶつけてる感があって個人的には好きです。
推し作って見たほうが楽しいよね!と思い、面長の輪郭・甘い目元・白い肌というディズニープリンス顔が大好きなので「この金髪ハンサムにしよう」と即決。この金髪ハンサムは中島裕翔くんです。余談ですがオープニングから山田くんの性別不詳すぎる美しい顔面に混乱して「これ男所帯に何らかの理由があり性別偽装して紛れ込んでる、花ざかりの君たちへ~イケメン♂パラダイス~in Hey!Say!JUMPじゃないよね?」って混乱してた。ちゃんと男の子でよかった
SUPER DELICATEのやまゆと芸に「何を見せられているんだ…?」と戸惑ったり、意外とちゃんと踊るんだな(Beat Line)と感心したり、BESTコーナーで「何を見せられているんだ…?(2回目)」と唖然としたりしながらも推しの金髪ハンサム(中島くん)と八乙女くん(唯一顔と名前が一致する)を重点的に見ていた。Ride With Meのパフォーマンスがあまりにもカッコよくてグループ名とのギャップ凄くない?って思っていたんですが、この辺りから「なんかこの小顔のお兄さん(薮くん)目で追っちゃうな…」と気付いた。ただ何故かこの時「でもまぁ、背が高いから目に付くんだろうな…」と自分に言い訳をしていた。多分こういう"長年自分の中で培われた好みのタイプとは違うけど本能的に惹かれてしまった時"というのは厄介なハマり方をするとわかっているから脳が勝手に警戒していたんだと思う。この文章を打ってる時点で見事に厄介(痛いポエマー)なハマり方をしているのは言うまでもないんですけども。
そうして心にわずかなモヤっと感を抱きながらも楽しんでいると画面は19曲目のコンパスローズ。この曲がダメだった、脳の危険信号なんて全く機能しなくなってしまった。
気が付いたら「笑みがこぼれるようなストーリー ~なんて別として」を狂ったようにリピートしていた、完全に無意識に。
「笑みがこぼれるような~」で手を広げながら花道を闊歩する姿、一瞬見せる鋭い眼光。「なんて別として~」で少し顎を上げて歌う姿、堂々と歌い上げる様があまりにも美しすぎる。オーラに気品さえ感じる。ナポレオンジャケットに飾緒という衣装も相まってビジュアルが完全に王族。正直DVDを一本見終わった印象がこのコンパスローズとDash!!でステージを駆け抜けていく薮くんしか覚えてないくらい衝撃的だった
この時点で完全に薮くんに心を囚われていたけど、なんか自分の中で「ジャニーズは10代で履修しておくもの」という気持ちがあり、頑なに気持ちを否定していたんですよね。我ながら何と戦っていたのか謎すぎる
この状態でエピソードとか読んじゃったら確実にハマるのが目に見えていたからメンバーの名前すら調べずにいたけれど、翌日も頭の中はコンパスローズでいっぱいだった。このままではジャニーズにのめり込んでしまう!と危機感を覚え手元にあったDVDを再生したのだけど、これがまたダメだった。
再生したDVDは「舞台戦国無双」バックステージで各キャストが初めて体験するフライングに戸惑う中、抜群のスタイルと不思議な稽古着で貫禄あるフライングを見せた鮎川太陽くん。流石元ジャニは慣れを感じる、あと顔面がめちゃくちゃかっこいい、小さい時もかっこよかったもんな…あんま覚えてないけど…。と気が付いたらYa-Ya-yahを調べていた。もうダメじゃん!!結局ジャニーズじゃん!!!って今なら思うんだけど本当に無意識だったから怖い。ちなみにこの時画像検索して小顔のお兄さんがYa-Ya-yahの薮くんだということを知った
そこで出会った「合言葉はYa-Ya-yah」小さな身体で堂々と楽しそうに歌う薮くんに目を奪われた。天使の歌声、癖のある歌い方、お人形のようなまん丸な頭部にあふれんばかりの笑顔。こんな小さく純朴な少年があのスラッとした眼光鋭いお兄さんになるの?何で?成長の仕方がひとかげ→リザードンじゃん!もう負けた、勝てない。こんなの好きに決まってる…。そう敗北を認めジャニーズアイドルという楽園を知ることとなった訳ですが本当に日々が楽しいので後悔は微塵もないです
元々好きな音楽ジャンルはガレージロック系だし、どちらかというとアングラ系が好きな人間だからジャニーズにハマる日が来るなんて思ってもみなかったのだけれど、smartを見ている時まるで魔法にでもかけられたように名前も把握していなかった薮くんを目で追ってしまっていたあの感覚が忘れられない。ステージ上のオーラが凄い。勿論TVに映っている時も凄く輝いているのだけどステージで輝く姿をもっと見たいなぁと思いながら今年初めてコンサートへ行き、会場に魔法をかける薮くんを生で見れたので記念に文章として残してみました。
読んでいただいてわかるように、とくに面白い話はないのですがここまで閲覧していただきありがとうございました